「どうやって決めたんだ?」サラーの衝撃弾にクロップも脱帽! OBのオーウェンは「規格外」と絶賛

2019年12月11日 サッカーダイジェストWeb編集部

利き足ではない右足で…

ザルツブルク戦でハイレベルなシュートを決めたサラー。勝負を決める一撃となった。(C)Getty Images

 パスミスを見逃さず、ボールを奪ったモハメド・サラーは、そのままスピードに乗って相手守護神を振り切ると、角度のないところから右足でシュートを流し込んだ。

 12月10日のチャンピオンズ・リーグ、グループステージ最終節でザルツブルクと対戦した王者リバプールは、敵地で2-0と勝利を収め、決勝トーナメント進出を決めた。57分の先制点から1分後にサラーが奪った追加点は、ザルツブルクの気力をくじく一発だった。

 それまでにチャンスを外していただけに、難しい角度からの、利き足ではない右足での一発は、世間をあっと言わせた。

 英公共放送『BBC』によると、元リバプールのピーター・クラウチは「とんでもない」ゴールと表現。やはりリバプールOBのマイケル・オーウェンは「規格外。彼が迎えたチャンスの中で圧倒的にもっとも難しかったのに」とツイートしている。

 驚いたのはチームメートも同じだ。アンドリュー・ロバートソンは「おそらく、彼にとってもっともタフなチャンスだったけどね。とんでもないゴールを決めたよ。どうやったのか分からない。利き足じゃなかったから、なおさらだ」とコメントした。
 
 ユルゲン・クロップ監督も『BT Sport』で「今夜もっとも難しかった状況で決めたね」と話している。

「どうやったのか、わたしには分からないよ。本当に良いプレーをしていたが、普段の彼なら決めると思う状況で得点できていなかった。だが、とても難しく決定的なフィニッシュをやってのけたね。集中を保ち、次の瞬間を信じていたんだ。見事だったよ。とても、とても難しいゴールだった。だが、センセーショナルなフィニッシュだったね」

 データサイト『Opta』によると、サラーはリバプール加入後、CLで27得点に絡んでいる(19得点・8アシスト)。同期間では、リオネル・メッシ(28得点に関与)に続く数字だ。

 負ければ敗退の可能性もあった難しい一戦でゴラッソを決めたサラーは、決勝トーナメントでも得点を量産できるか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

次ページ【動画】角度のないところから仕留める! サラーの衝撃弾はこちら

みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事