「クボやナカジマはテクニックがある」パリSGアンバサダーの名手マクスウェルが日本人選手や盟友イブラについて語る!【インタビュー】

2019年12月11日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

日本はパリと同様にすべてがオーガナイズされている

現在は、パリSGのクラブアンバサダーを務めるマクスウェル。5年間過ごしたクラブには感謝しかないという。写真:山崎 賢人(サッカーダイジェスト写真部)

 パリ・サン=ジェルマンとフランスに拠点を置くホテルグループ『アコー』の新ロイヤリティプログラム「ALL」とのパートナーシップ締結を記念したイベントに参加するため、同クラブのアンバサダーを務める元ブラジル代表のマクスウェルが来日。日本の印象や現役時代のエピソードなどを語ってもらった。

――来日は何度目ですか?

 今回で2度目です。前回日本に来たのはバルセロナでプレーしていた2011年で、クラブワードカップに出場するためでした。

――日本に対する印象は?

 素晴らしいですね。日本人はすごく親切で、今回も温かく迎えてくれました。どこに行っても、すべてがオーガナイズされているのはパリに似ていますね。パリが好きな人は、絶対に東京のことも好きなはずですよ。

――今回の来日の目的は?

 PSGストア2号店のオープンイベントと、今回のALLとのパートナーシップ記念イベントの参加が目的ですが、もともと日本はパリ・サン=ジェルマンにとって戦略的位置付けにある国です。そのために日本にもオフィスを設けていますし、日本語版のWebサイトを開設するなどデジタルプラットフォームにも投資をしています。

――パリ・サン=ジェルマンの今後の日本での展開は?

 11月22日には「渋谷パルコ」の3Fにオフィシャルショップ、1Fにカフェをオープンしました。そういった場所で、確実に増加している日本のファンとの接点を増やしたいですね。アカデミーを開校したり、フレンドリーマッチを開催するのも長期的な目標です。
 
――現在は、どのような仕事をされていますか?

 17年にパリ・サン=ジェルマンで引退してからは、クラブでスポーツ・コーディネーターを務めていました。いまは、クラブアンバサダーとして、今回のようなイベントなどに出演しています。(5年間プレーした)パリ・サン=ジェルマンには感謝しかないので、恩返しがしたいと思っています。

――今後のサッカー界にどのように貢献したいと考えていますか?

 短期的なビジョンとしては、スポーツ・コーディネーターの職に戻ってレオナルドSDの役に立ちたいと考えています。元サッカー選手の大半がそうだと思いますが、私も将来的には若手の育成に関わりたいという考えを持っています。

――現役時代で最も印象に残っている瞬間は?

 ありすぎて選べません(笑)。嬉しいことも、辛いこともたくさんあった選手生活でしたが、終わってみればすべて良い思い出です。感謝しかないですね。

――パリ・サン=ジェルマン時代で何か一つ挙げるとすると?

 強いて挙げるとすれば現役最後の試合となった16-17シーズンのフランス・カップ決勝ですね。アンジェに勝利し、代表して優勝トロフィーを掲げさせてもらった瞬間は忘れられません。

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