[J１33節]川崎１-４横浜／11月30日／等々力

　J1の33節で、今季リーグ戦のホーム最終節を迎えた川崎は、横浜に１-４で敗れた。

　前節、リーグ３連覇の可能性が消滅。キャプテンの小林悠は「（優勝できる）可能性が低いことは分かっていました。次はACL出場権の獲得へ頭を切り替えたいです」と語っていたが、首位の横浜に勢いの差を見せ付けられた。

　８分に右サイドをマテウスに破られると、クロスを仲川輝人に決められていきなり失点。その後もペースを掴めず、49分、69分にもネットを揺らされ、74分にレアンドロ・ダミアンのヘッドで１点を返すも、試合終了間際に４点目を失った。

　ホーム最終戦ということで、試合後にはセレモニーが行なわれたが、鬼木達監督はサポーターへ向けて「また一から出直して、明日からトレーニングを積んで最終戦に臨みたいと思います。あと一週間しかありませんが、楽しいサッカーを見せられるように努力します」と挨拶。

　小林は「（今年は）ルヴァンカップを獲りましたが、（リーグ）３連覇を目指してきたなか、成し遂げられなかったのは悔しいです。ホームではあまり勝てず、キャプテンとして不甲斐なく感じています。来年は複数タイトルを獲れるように一丸となって戦いたいです」と呼び掛けた。

　来季のACL出場権を獲得できるのは、リーグ戦の３位までのチームと天皇杯の王者。１試合を残して４位の川崎は、すでに天皇杯で敗退しており、最終節で勝点３差で追う鹿島を逆転しなくてはいけない。もし鹿島が３位以内に入り、天皇杯で優勝すれば、リーグ４位でもACLの出場権を得られる可能性もあるが、アウェーでの札幌戦では、今季の集大成となるゲームを見せてもらいたい。

取材・文●本田健介（サッカーダイジェスト編集部）

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