【横浜】2得点“1アシスト”のエリキが示したチームプレー

2019年11月30日 広島由寛(サッカーダイジェストWeb編集部)

ハットトリックよりも“勝点3”を優先

2得点・1アシスト。非凡な決定力を示したエリキが4-1の完勝の立役者に。写真:徳原隆元

[J1リーグ第33節]川崎1-4横浜/11月30日/等々力

 連覇中のディフェンディングチャンピオンを粉砕する圧巻のパフォーマンスだった。

 1-0で迎えた49分、松原健のスルーパスを受けて、チーム2点目を正確に流し込んだエリキは、69分には仲川輝人のクロスに反応して、3-0とするゴールをゲット。その後、チームは1点を返されたが、89分には勝利を決定づける遠藤渓太のダメ押し点をお膳立て。2得点・1アシストの活躍で、4-1の完勝へと導いた。

「ダービーで、難しい試合の中でも、僕たちのサッカーができて、今までやってきたこと、練習で準備してきたことをピッチで表現できました」

 攻撃の中心にいたエリキは、遠藤のゴールの場面では自分でもシュートを打てるシチュエーションだったが、フリーだった遠藤への横パスを選択。どんな判断だったのか?

「決める自信は正直、ありましたけど、あの時は1点を返されて、難しい流れだったので、確率の高いほうを選択しました。渓太がすごく良いポジションにいたので」

 自身のハットトリックよりも、"勝点3"を優先。独善的にならなかったエリキのチームプレーが光ったワンシーンだった。

取材・文●広島由寛(サッカーダイジェスト編集部)

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