「エメリを不幸せにした」鎌田大地がEL初ゴール含む2得点で勝利の立役者に! フランクフルトが敵地でアーセナルに逆転勝ち!!

2019年11月29日 サッカーダイジェストWeb編集部

EL出場5試合目にして貴重な同点ゴール&勝ち越し点!

EL初ゴールに続いて、勝ち越しゴールも決めた鎌田。 (C) Getty Images

 現地時間11月28日、ヨーロッパリーグ(EL)の第5節が行なわれた。長谷部誠、鎌田大地を擁するフランクフルトは、アーセナルの本拠地エミレーツ・スタジアムに乗り込んだ。

 フランクフルトは3-4-2-1の布陣で長谷部はリベロに、鎌田はトップ下に入った。一方のアーセナルは4-2-3-1で、ダビド・ルイスを中盤に置く布陣。しかし、D・ルイスは接触プレーで胸の辺りを痛め、30分でゲンドゥジとの交代を余儀なくされてしまう。

 それでもポゼッションはホームチームがわずかに上回る展開で、フランクフルトの守備陣はよく耐えていたが、前半アディショナルタイムに、GKレノウが足に当てながらもオーバメヤンにシュートを決められ、先制を許してしまう。

 しかし、後半早々にフランクフルトは、鎌田のゴールで同点とする。55分、スローインのボールを受けると中央に切り込み、DFを2枚背負いながらも左足でシュート。鋭い弾道を描いた一撃がネットを揺らし、EL出場5試合目にして初ゴールとなった。

 負傷者が出るなど運にも恵まれなかったアーセナルは60分、ムスタフィに代えてメスト・エジルを投入に勝負に出る。しかし64分には、鎌田がセットプレーからのこぼれ球を今度は右足で仕留め、アーセナルを突き放す勝ち越しゴールを決めた。

 1-2と短時間で一気に試合をひっくり返された様子を、英メディア『Optus Sport』は「カマダの2得点目でエメリは不幸せな様子だ!」と報じ、苦虫をかみつぶしたような表情で2点目を見届けるスペイン人指揮官の姿を伝えている。スタジアムには「EMERY OUT」というバナーを掲げるサポーターも見られた。

 その後は、長谷部を中心にフランクフルトが全員できっちり守り切り、反撃を許さず。

 試合はこのまま2-1で終了し、フランクフルトは公式戦5試合ぶりの白星で、単独2位に浮上。2ゴールの鎌田はサポーターの選ぶマン・オブ・ザ・マッチに選出されている。

 アーセナルは、グループFの首位は守った(勝点10)ものの、スタジアムは不甲斐ないチームへのブーイングに包まれた。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
 

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