昨季19位の京都を昇格争いに導くも…中田監督とエンゲルスコーチの退任が決定「私の力が至らず…」

2019年11月28日 サッカーダイジェスト編集部

「すべてが私の誇りでした」(中田監督)

退任が発表された中田監督(左)とエンゲルスコーチ(右)。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト編集部)

 11月28日、京都サンガF.C.は中田一三監督の契約満了による退任を発表した。

 現役時代は横浜フリューゲルスやアビスパ福岡、大分トリニータなどで活躍し、2004年に現役引退。翌年から指導者の道を歩み始め、13年にFC.ISE-SHIMA(当時三重県2部)の監督に就任し、その後、同クラブの総監督などを務めた。

 今季から指揮を執る京都では、昨季19位と低迷したチームをJ1昇格争いに食い込ませ、一時は首位に引き上げる。その後、最終節までJ1参入プレーオフ出場の可能性を残したが、柏に敗れて8位とJ1へは導けなかった。それでも徹底的にパスを回し、ボール支配率を高めるサッカーで、多くのファンを魅了した。

 中田監督の退任時のコメントは以下の通り。

「日々練習場で見る顔、スタジアムがひとつになる手拍子、サポーター魂宿る応援、それらに突き動かされ躍動する選手たち、そのすべてが私の誇りでした。私の力が至らず、J1という舞台へ皆様を連れていけなかったことは心残りですが、今季の教訓が来季へ繋がることを信じています。京都サンガF.C.に関わる全ての皆様に大変お世話になりました。ありがとうございました!」
 
 また、同日に京都は、トップチームのゲルト・エンゲルスコーチの契約満了による退任も発表した。エンゲルスコーチのコメントは以下の通り。

「大好きな京都に戻ってくることができ、本当に幸せでした。ファン・サポーターの皆さまをはじめとする、サンガに関わるすべての皆様に感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとうございました」

構成●サッカーダイジェスト編集部
 
みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事