【東京五輪メンバー予想】18枠を勝ち取る顔ぶれは?シャドーの有力候補は3人か

2019年11月18日 多田哲平(サッカーダイジェスト)

15枠をU-22代表の選手で争う構図

東京五輪本大会の予想メンバー。オーバーエイジを3人呼ぶとすれば、残りは15枠という”狭き門”に。(C)SOCCER DIGEST

[キリンチャレンジカップ]U-22日本0-2U-22コロンビア/11月17日/エディオンスタジアム広島

 U-22日本代表は11月17日、エディオンスタジアム広島でU-22コロンビア代表と対戦。0-2の敗戦に選手個々は危機感を強めていて、これからのポジション争いはより激しくなりそうだ。東京五輪本大会まで約8か月。これからサバイバルレースはどんな展開を迎えるのか。森保一体制では国内初のテストマッチが行なわれたこのタイミングで、本大会入り18名を予想していく。

 まずオーバーエイジは最大の3人と見る。絶対的な軸が不在のCF、ゲームメイクに大きな影響を及ぼすボランチの一角、層が薄いウイングバックが有力な候補だ。

 そうなると残りは15枠。これをU-22代表の選手で争う構図となる。CFはオーバーエイジを除くと多くても2枠で、かねてよりこの世代のエースと謳われ、最近復調しつつある万能型の小川航基(水戸)と、圧倒的なスピードを持つ前田大然(マリティモ)がそこに入るか。ただし抜け出しが魅力で、ここまでチームトップの15得点を挙げている上田(鹿島)も捨てがたく、オーバーエイジ選手のタイプによって左右されそうだ。
 
 実力者揃いのシャドーは3枠と見る。堂安律(PSV)、久保建英(マジョルカ)というA代表でもお馴染みのふたりに加え、U-21代表発足当時から10番を着けて攻撃を牽引してきた三好康児(アントワープ)が当確だろう。食野亮太郎(ハーツ)や安部裕葵(バルセロナ)といった候補者も、能力に疑いの余地はないが、当落線上と見るのが現実的か。

 左ウイングバックにはコロンビア戦では招集されなかった杉岡を予想した。今回は調子を落としているためか招集が見送られたものの、18年3月から今年10月のブラジル遠征まで常にメンバー入りした実績は伊達ではない。復調すれば再びメンバー入りするのはほぼ間違いないだろう。
 

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