「間違っている」「責任は自分が…」イングランド代表スターリング、衝突したゴメスへのブーイングに男気発言!

2019年11月15日 サッカーダイジェストWeb編集部

モンテネグロ戦は懲罰欠場

スターリング(左)がゴメス(右)に謝罪し、騒動は収まったのだが……。(C) Getty Images

 クラブでの小競り合いを引きずったことで、イングランド代表のチームメートが観客からブーイングされたことに、ラヒーム・スターリングは心を痛めている。

 マンチェスター・シティ所属のスターリングは、11月14日に行われたEURO2020予選のモンテネグロ戦でメンバーから外れた。リバプールのジョー・ゴメスと揉めたことが原因だ。

 11月10日のプレミアリーグ12節で、タイトルを争う首位リバプールに敗れたシティのスターリングは、試合終盤にゴメスとの間で緊張を走らせた。この時は何もなかったが、その後代表に合流した際にゴメスと再び衝突。ガレス・サウスゲート監督からモンテネグロ戦の懲罰欠場を言い渡された。
 
 スターリングは自らの過ちを認めて謝罪したが、7-0とイングランドが圧勝したモンテネグロ戦では、ゴメスが途中投入された際にウェンブリー・スタジアムの一部ファンからブーイングが飛んだ。

 これを受けて動いたのが、スターリングだ。SNSで「自分のせいだったことにより、チームメートがブーイングされるのを見るのはつらい」と、ファンに呼び掛けている。

「ジョーは何も間違ったことをしていない。とくに彼にとって難しかったなかで、黙々とハードワークする彼が、ブーイングされるなんて間違えている。自分がすべての責任を負い、その結果を受け入れたんだ」

 また、衛星放送『Sky Sports』によると、サウスゲート監督は「代表の選手ならだれであっても、ブーイングされるのは理解できない。我々はチームであり、ゴメスは何も間違ったことをしていない」と気遣った。

「今週、わたしはハッキリさせたはずだ。だから、理解できないね。チームの誰かがあのように扱われるのは見たくない。ブーイングしたファンにメッセージ? もう終わったことだ。我々は前進する」

 通算1000試合というメモリアルゲームで大勝し、EURO予選突破を決めたイングランドだが、思わぬかたちでケチがついてしまった。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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