「僕はスアレスを殺そうと思った」――リバプールの主将ヘンダーソンが激白! 一体なぜなのか!?

2019年11月15日 サッカーダイジェストWeb編集部

スアレスに遊ばれて「傷ついた」過去を語る

リバプール時代には絶対的エースとして君臨していたスアレス(右)。まだ若手だったヘンダーソン(左)は“遊ばれる”存在に過ぎなかったようだ。 (C) Getty Images

 レッズ(リバプールの愛称)の精神的支柱となった男の衝撃的な告白が話題を呼んでいる。

 2011年の夏にサンダーランドから鳴り物入りでリバプールに加入したジョーダン・ヘンダーソンは、チーム戦術にフィットできず、一時は当時の指揮官ブレンダン・ロジャース(現レスター監督)から事実上の戦力外通告を受けるなどスランプに陥ったが、懸命な努力でスタイルを改善。15-16シーズンからは、退団したクラブのレジェンドであるスティーブン・ジェラード(現レンジャーズ監督)からキャプテンの座を受け継ぎ、いまや押しも押されもしないリーダーとなった。

 昨シーズンのクラブ史上6度目のチャンピオンズ・リーグ制覇にも大きく貢献し、チーム内で人望を集めるイングランド代表MFがこの度、過去にリバプールで憎んでいた選手がいることを公表したのだ。

 そのプレーヤーとは、現在バルセロナで活躍するウルグアイ代表FWのルイス・スアレスである。

 11-12シーズンから約3シーズンに渡って苦楽をともにし、当時は唯一無二の大エースであったスアレスをヘンダーソンはなぜ憎んでいたのか? 同時期にリバプールでプレーしたレジェンドのジェイミー・キャラガーのポッドキャスト番組『The Greatest Game』で、次のように明かした。

「僕は出来る限りのことをしようと思っていた。でも、当時は若手だったから、トレーニングで、1~2回やられたくないことをルイスにされたんだ。僕は、彼と同じチームでやっていくのにまだまだ十分じゃないと感じさせられたよ。『マジか。何をやったんだ?』ってお手上げ状態だったのさ。本当にここにいてはいけないかのようだった」

 当時のスアレスは、毎シーズンごとに得点数を伸ばし、圧巻のパフォーマンスを披露していた。それだけにレベルの違いを見せつけられ、文字通り遊ばれていたヘンダーソンは「傷ついた」ようだ。そして、こうも思ったという。

「本当にショックだった。それで彼に同じことを3回目にされた時には、さすがに僕の怒りも爆発して、ルイスを殺してやろうかと思った。少なくとも準備はできていたね(笑)」

 その後、精神的に成長したヘンダーソンは、「それ以降、僕とルイスの関係は本当に良いものだった」と語り、「彼は素晴らしい人間だったし、あの一件があってからは、とても親しくなった。彼は、僕が多くのことを学んだ偉大な選手の1人だった」と振り返った。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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