「シュミットは意外に…」元日本代表GK楢﨑正剛氏が見る森保ジャパンの守護神。五輪世代のホープを称賛!【インタビュー】

2019年11月08日 江國 森(サッカーダイジェストWeb編集部)

「19、20歳のGKが試合に出るというケースはなかなかない」

日本代表77キャップを誇る楢﨑氏が日本代表の守護神について言及した。写真提供:WOWOW

『サッカーダイジェスト』は、『WOWOW』の「リーガダイジェスト!」にゲスト出演した楢﨑正剛氏のインタビューを実施。日本代表として77キャップを刻み、4度のワールドカップに出場した名GKに、森保ジャパンの守護神について話を訊いた。

 森保ジャパンの発足以降、主にボジションを分け合ってきたのが、権田修一(ポルティモネンセ)とシュミット・ダニエル(シント=トロイデン)だ。その2人の特徴の違いについては、こう言及した。

「権田のほうがどちらかというと、後ろで守るタイプですね。シュミットは上背があって、意外に足下のボール捌きも安定している。そういう戦術のチームなら、もっと活きると思います。仙台でプレーしていた時は、あまり活かせている感じはしなかったですが」

 現在、権田はポルトガル、シュミットはベルギーでプレーをしている。日本のGKが海外でプレーしていることについては、どう考えているのだろうか?

「海外でのプレーは難しい部分もあると思いますが、ただプレーしているというだけでなく、日本代表や次の世代の選手たちにそれを還元して、経験を伝えていってほしいですね」

 また、東京五輪代表の正GK候補として期待されるサンフレッチェ広島の大迫敬介については、次のように称賛した。

「土台がしっかりしていますね。キーパーとしてのベースの技術が高い。しかもベテランのようにどっしりしている。日本では19、20歳のGKが試合に出るというケースがなかなかないですし、もっとそういう選手が出てきてほしいと思っていたので、彼には期待しています。試合に出て得られるものは大きいですし、このまま伸びていってほしいですね」

 自身も21歳という若さで代表デビューを飾った楢﨑氏が、日本期待のホープにエールを送った。

取材・文●江國 森(サッカーダイジェストWeb編集部)

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