現地時間11月５日、欧州各地でチャンピオンズ・リーグ（CL）のグループステージ第４節（E組～H組）が行なわれた。

　波乱があったのが、"死の組"のグループFだ。スラビア・プラハをホームに迎えたバルセロナは、組織的な相手の守備に苦しみ、なかなかゴールをこじ開けられない。

　故障でスアレスを欠いたのも響き、14本のシュートを放ちながらも無得点。スコアレスドローに終わっている。

　同じくF組のドルトムント対インテルは好ゲームとなった。前節と同様にマルティネスのゴールで５分に幸先よく先制したインテルは、40分にカンドレーバの折り返しをMFベシーノが捉え、追加点を奪う。

　しかし、後半に入ってゲーム展開が一変。51分にハキミのゴールで１点を返したドルトムントは、64分に敵のミスを突いてボールを奪ったブラントが持ち込み、同点ゴールを挙げる。さらに77分に再びハキミがネットを揺らし、ついに逆転。ドルトムントが前節に敗れたリベンジを果たした。
 

　王者リバプールは、伊東純也が２トップの一角で先発したヘンクとホームで対戦。開始14分にミルナーのクロスのこぼれ球をヴァイナルダムが詰めて先制したものの、その後はなかなか追加点が奪えない。すると、40分にCKからサマッタのヘッド弾で追い付かれる。

　１-１で迎えた後半、53分にエリア内でサラーのパスを受けたチェンバレンが左足を一閃。勝ち越しゴールを奪う。このリードを守り切ったレッズが２ｰ１で勝利し、３連勝でE組の首位に浮上。伊東は68分までプレーしたが見せ場を作れなかった。

　同じくグループEのザルツブルクは、ナポリと敵地で対戦。11分、韓国代表FWファン・ヒチャンが獲得したPKを主砲ハーランドが落ち着いて決めて、先制に成功する。

　しかし43分、ロサーノにミドル弾を叩き込まれ、振り出しに戻される。後半は一進一退の展開が続き、このまま１－１で終了。先発出場したザルツブルクの南野拓実は決定機を決められず、61分に交代。奥川雅也はベンチから外れている。