【東京五輪世代の最新序列|MF&FW編】久保と堂安が加わりどう変わる?ウイングバックの争いも熾烈

2019年11月06日 多田哲平(サッカーダイジェスト)

前回のブラジル遠征を怪我で辞退した遠藤も復調

11月17日のU-22コロンビア戦に向けた22人。初招集の堂安などシャドーの序列に動きがあるかもしれない。(C)SOCCER DIGEST

 来夏の東京五輪に向けたU-22代表は11月5日、キリンチャレンジカップのコロンビア戦(11月17日/エディオンスタジアム広島)に臨むメンバーを発表した。A代表での活動がメインだった堂安律や久保建英らを招集し、森保一監督が「ベストメンバー」と語るスカッドだ。

 気になるのは22人の立ち位置だろう。ここではMFとFWについて最新の序列を検証する。

【ウイングバック(右)】
○橋岡大樹(浦和)
○菅原由勢(AZ/オランダ)

◎=レギュラー候補 ○=有力 △=バックアッパー


 9月の北中米遠征、10月のブラジル遠征でもこのポジションで存在感を示しているのが、橋岡。浦和でも右ウイングバックのレギュラーを務め、成長著しい。一方で今夏にオランダのAZに移籍した菅原も、ブラジル遠征に続き招集されている。このコロンビア戦でインパクトを残したほうが1番手に躍り出そうだ。

【ウイングバック(左)】
○遠藤渓太(横浜)
○菅 大輝(札幌)

◎=レギュラー候補 ○=有力 △=バックアッパー


 湘南で不動のレギュラーを担う杉岡が、今回は未招集のため、レギュラー候補を読みにくい。前回のブラジル遠征を怪我で辞退した遠藤も、翌節から横浜ではリーグ戦復帰し、前節の鳥栖戦では得点も挙げている。一方で、ルヴァンカップ決勝でゴールを決めた菅も自信を深めているに違いない。今回、ひとつの注目ポジションだろう。
 
【ボランチ】
◎中山雄太(ズウォーレ/オランダ)
○田中 碧(川崎)
△田中駿汰(大阪体育大)

◎=レギュラー候補 ○=有力 △=バックアッパー


 このチームのキャプテン中山は、外せない人材だ。先月のブラジル遠征で攻守に渡る大活躍を見せ、U-22ブラジル戦では強烈なミドルシュートを決めてみせた。同じくU-22ブラジル戦で好パフォーマンスを見せたのが、田中碧だ。6月のトゥーロン国際で初選出されてから、どんどん存在感を高めている。ブラジル遠征で負傷した田中駿は、このコロンビア戦で猛アピールが必要だ。また今回はDF登録だが、板倉がこのポジションを務めることも。
 

次ページ久保と堂安もレギュラー筆頭とは言えない

みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事