「彼の望む舞台は欧州だけ」本田圭佑のフィテッセ練習参加に伊メディアも反応! 本契約の勝算は…

2019年10月31日 サッカーダイジェストWeb編集部

本人は「12年前と同じ気持ち」と発信

果たして本田はトライアウトに合格できるのか。 (C) REUTERS/AFLO

 本田圭佑が10月30日、自身のツイッターで、オランダ1部フィテッセのトレーニングに参加することを明らかにした。

 周知のように、昨季限りでメルボルン・ビクトリーを退団してから所属先ナシのフリーとなっている。先日は、マンチェスター・ユナイテッドや古巣ミランにオファーを促す売り込みツイートを発信するなどで話題を呼び、25日には「オファーしたらどうだい? 俺はまだアジアで最高の選手のひとりだ」とのつぶやき、サッカーファンの間で話題になったばかりだ。

 度重なるアピールが実ったとも捉えられる今回のツイートを受け、イタリア・メディア『Il Posticipo』は「彼は可能な限りあらゆる方法でトライした。そして、耳を傾けた者がいたようだ」と伝えている。

「元ミランで現在は無所属、カンボジア代表の"監督"でSVホルンのオーナーでもある本田が願うのは、しばらく前から彼が求めてきた条件が与えられるよう、フィテッセを納得させることだ。つまり、ヨーロッパに戻るということである。

 金銭面での要望を満たせる中東のようなリーグのチームを見つけるのに苦労はしないはずであることを考えれば、本田が望んでいる舞台は、欧州だけであることは明らかだ」

 さらに、同メディアは「だが、金の問題でないことはもはやは明白だ。彼はトライしたいと望んでおり、フィテッセは彼を助けることを受け入れた」と続けている。

「VVVフェンロでカイザー・ケイスケと呼ばれた彼が、ほぼ"ホーム"と呼べる場所に戻る。次は、練習でのパフォーマンスが、彼が夢見る契約をプレゼントできるほどのものなのかどうか。フィテッセは今季好発進しており、現在はリーグで4位につけている。33歳の日本人の左足が加わったら、どんなことをやれるのだろうか」

 2010年1月にCSKAモスクワに移籍するまで、同じオランダ1部のフェンロで2年を過ごした本田。トレーニング参加は正式契約につながるのか。今後の進展が注目される。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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