「プレミアでは使いこなせなかった」アーセナルで鳴かず飛ばずだったスペイン人FWがリーガで美弾連発!

2019年10月30日 サッカーダイジェストWeb編集部

アーセナルではリーグ戦わずか1ゴール

ここまで11試合に出場して5得点。ルーカスがアラベスの攻撃を牽引している。(C)Getty Images

 現地時間10月29日に行なわれたラ・リーガ11節で、アラベスはアトレティコ・マドリーとホームで対戦。70分に先制を許し、敗色濃厚だったチームを救ったのがルーカス・ペレスだ。

 83分、右サイドでボールを受けると、ドリブルでマーカーふたりを引き剥がし、得意の左足を一閃。名手ヤン・オブラクの牙城を破る鮮やかなミドルを突き刺し、チームに貴重な勝点1をもたらした。

 31歳のスペイン人FWはこれで5試合連続ゴール。しかも、前節のビジャレアル戦で決めたバイシクル弾に続くゴラッソとまさに絶好調だ。

 この活躍に、古巣アーセナルのファンは信じられない気持ちかもしれない。16年夏に移籍金2000万ユーロ(約25億円)でデポルティボから加入したものの、プレミアでは11試合で1ゴールとまったくの鳴かず飛ばず。翌年は古巣のデポルティボにレンタルされ、18年夏にウェストハムに放出されていたのだ。
 
 そのハマーズでも15試合で3ゴールと結果を残せず、再びスペインに戻ってきたレフティーは、アトレティコ戦の後、自身の好調ぶりについてこう語った。スペイン紙『MARCA』が報じている。

「ここに来てから、自信を持ってプレーできている。アラベスはチームのプロジェクトのなかで、始めから僕を信頼してくれたんだ。すべてが順調だし、とても満足しているよ」

 わずか230万ユーロ(約3億円)でやってきたストライカーの期待を上回る大活躍に、フォンからは、「救世主だ」、「アーセナルとウェストハムは彼の得点力を活かせなかっただけだ」といった声が上がっている。

 復活を遂げた点取り屋から、今後も目が離せない。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
 

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