久保建英が“保有元”R・マドリーに挑む! ラ・リーガの見所を「7つのキーワード」でチェック!【第3回:プリメーラのサムライたち】

2019年10月17日 サッカーダイジェストWeb編集部

バルサ相手に今季初ゴールなるか?

ラ・リーガ1部でプレーする久保(左)と乾(右)。直接対決にも注目が集まる。(C)Mutsu KAWAMORI

"日本の至宝"久保建英が、レアル・マドリーを経てプリメーラ(1部)のマジョルカへレンタル移籍し、ともに欧州での実績が十分な香川真司と岡崎慎司が、それぞれセグンダ(2部)のサラゴサとウエスカに加入するなど、日本での注目度がますます高まっているスペインのラ・リーガ。

 この世界最高峰のリーグの見所を、「覇権争い」「CL出場権争い」「プリメーラのサムライたち」「ティーンエージャー」「エル・クラシコ」「1部昇格争い」「セグンダのサムライたち」という7つのキーワードで紹介していく。

 第3回は、プリメーラで戦うサムライ戦士にフィーチャーする。ひとりが31歳の乾貴士、そしてもうひとりが18歳の久保建英だ。

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 リーガ5年目を迎える乾は、1年ぶりに古巣エイバルに復帰した。昨シーズンは、夏に大きな期待を受けて移籍したベティスで当初はチャンスを与えられたものの、3-5-2がベースになったこともあって出場機会が激減。冬にレンタル移籍したアラベスでは不動のレギュラーとしてプレーしたとはいえ、悔しい一年となった。

 迎えた恩師ホセ・ルイス・メンディリバルの誘いに応じて、舞い戻ったエイバルで、乾は左サイドアタッカーの定位置を奪還。「フリーで出て行った僕を、お金を払って獲得してくれた。このチームを絶対に(2部)に落としてはいけない」と意気込んでいる。

 8節のベティス戦では、記念すべきエイバルでの公式戦100試合出場を達成。復帰後まだゴールは奪っていないが、7節のセルタ戦では1アシストを記録し、VAR判定で取り消された"幻のゴール"を挙げるなど、調子は上向きだ。

 その日本屈指のドリブラーのコンディションと比例するかのように、チームも上り調子で、ここ4試合は2勝2分けで14位まで順位を上げてきた。そのエイバルは10月19日(日本時間20時キックオフ)、バルセロナをホームに迎える。16-17シーズンの最終戦で2ゴールを挙げるなど、乾との愛称は悪くないだけに王者からの今シーズン初ゴールが期待される。
 

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