【日本代表】モンゴル戦で負傷の冨安健洋をかつての自分と重ねる吉田麻也「僕はザックさんにぼろかす怒られて…」

2019年10月14日 本田健介(サッカーダイジェスト)

冨安はモンゴル戦での怪我でチームを離脱

CBでコンビを組む吉田(22番)と冨安(16番)。ただモンゴル戦で冨安が負傷し、タジキスタン戦の欠場が決まった。写真:山崎賢人(サッカーダイジェスト写真部)

 10月10日の埼玉スタジアム2002でカタール・ワールドカップ・アジア2次予選の第2戦、モンゴル戦に6-0で快勝した日本代表は、15日にアウェーでタジキスタンと対戦する。

 モンゴル戦のゴールラッシュでチームは勢いづきそうだが、試合終盤にはCB冨安健洋が左太ももを負傷。病院で検査を受けた結果、チームからの離脱が決まった。

 主に4バックで戦う森保ジャパンのCBといえば、1月のアジアカップを経て、吉田麻也と冨安のコンビが"鉄板"となっていた。しかし、冨安の怪我により、タジキスタン戦は植田直通や畠中槙之輔らが、吉田と組むことになりそうだ。もしくは3バックの採用もあるかもしれない。
 そのなか、10月13日のタジキスタンでの練習後、キャプテンの吉田は、冨安の離脱に関して、かつての自分と重ねるようにこう語った。

「失敗して気付くものはある。冨安も今、気付いていると思いますよ。僕も初めての時(2014年のワールドカップ予選)はホームで余裕で勝っている時(2次予選のヨルダン戦)に、インターセプトして、そこから持ち上がってこけて、内側(靭帯)をやっちゃった。その次がオーストラリアとの大一番だったのに、そんなことをして試合に出られなくなり、ザックさん(当時のアルベルト・ザッケローニ監督)にぼろかす怒られるという経験をしました。

 そこらへんはやって気付くところでもありますし、まだトライ、失敗が受け入れられる状況なので、個々が学び、チームが学ぶことも多い。それが2次予選の良さだと思います」

 今夏に移籍したボローニャでは右SBで好プレーを見せていた冨安にとっては個人的にも痛い怪我であり、アジア予選3連勝を目指す日本代表にとっても痛い離脱となった。

 試合中のアクシデントのため、止む得ない部分はあるが、すでにゲームの趨勢は決まっていただけに、もったいないプレーとなったのも事実である。試合の締め方という意味では、個人にとってもチームにとっても良い教訓になったはずだ。

取材・文●本田健介(サッカーダイジェスト編集部)

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