「111日政権」はミランの不名誉新記録…ジャンパオロが解任される

2019年10月09日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

結果・内容ともに満足させられず。

ミラン監督の座を追われたジャンパオロ。(C)Getty Images

 ミランは現地時間10月8日、マルコ・ジャンパオロ監督を解任したことを正式発表した。
 
 ジャンパオロはエンポリやサンプドリアで結果を残し、今夏にジェンナーロ・ガットゥーゾの後任としてミランに招聘された。しかし、開幕から6節までになんと4敗。10月5日のジェノア戦を2-1でモノにしたものの、ここまで3勝4敗と負け越し、順位も10位に沈んでいた。
 
 当初は「時間が必要」と擁護していたパオロ・マルディーニ(テクニカルディレクター)とズボニミール・ボバン(チーフフットボールオフィサー)も、何とか勝利した格好のジェノア戦の内容に失望。監督交代に踏み切った。
 
 ジャンパオロは自身のトレードマークである4-3-1-2システムが機能せず、昨シーズンと同じ4-3-3に切り替えたものの、結果が出なかったうえ、内容面も上向かせられなかった。
 
 緻密な戦術家として知られ、若手育成の手腕にも定評があったジャンパオロだが、ミランではわずか111日の短命政権に終わる。この日数は、暫定監督を除くと、ミラン史上でもっとも短命という不名誉記録だ。
 
 なお、ミランの後任監督にはステーファノ・ピオーリ(前フィオレンティーナ指揮官)の就任が内定済み。現地時間9日中には発表される見通しだ。
 
構成:ワールドサッカーダイジェスト編集部
 
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