「夢が現実になった」武藤同僚の19歳MF、プレミアデビュー戦でマンUから圧巻の決勝ゴール!中盤を組んだ兄も興奮を隠せず

2019年10月07日 サッカーダイジェストWeb編集部

クラブ最年少記録を更新

マンUから決勝点となるゴールを叩き出したM・ロングスタッフ。鮮烈なプレミアデビューを飾った。(C) Getty Images

 不調のマンチェスター・ユナイテッドをさらなる苦境に追いやったのは、この日がプレミアリーグデビューとなった19歳のMFだった。

 武藤嘉紀が所属するニューカッスルは10月6日の第8節で、ユナイテッドに1-0と勝利した。72分に鮮やかなミドルシュートで決勝点となるゴールを決めたのは、ショーン・ロングスタッフの弟マシューだ。

 英衛星放送『Sky Sports』によると、ニューカッスルの選手でプレミアリーグデビュー戦にゴールを決めたのは8人目。19歳199日はクラブの最年少記録になるという。また、データサイト『Opta』によれば、プレミアリーグのユナイテッド戦における決勝スコアラーとしては、2001年12月のジャーメイン・デフォー(19歳62日)に続く若さとなる。

 試合後、ともに中盤でフル出場を果たした兄とともに『Sky Sports』のインタビューに臨んだマシューは、「昨晩はこうなることを夢見てベッドに入ったんだけど、まさか現実になるとは思わなかった。有頂天だよ。言葉がない」と、喜びを露にしている。

「言葉で言い表わすことはできないよ。ファンに向かって走って……現実じゃないみたいだった」
 
 また、兄ショーンも「僕だって有頂天だよ」と、弟の活躍に興奮気味だった。

「素晴らしかったね。いつもなら弟は家の周りをぶらぶらするけど、あんなに静かだったのは初めてさ。見事だった。称賛を浴びて当然さ」

 さらに、スティーブ・ブルース監督も、「中国ツアーの時から『あの子はだれだ?』と言っていたんだ。素晴らしい情熱と笑顔でプレーするんだよ」と目を細めている。

 かつて自身も弟とともにプレミアリーグで活躍したユナイテッドOBのガリー・ネビルは、「ユナイテッドのファンとしてはつらい日だけど、鳥肌が立ったよ」と、ロングスタッフ兄弟を称えた。

「最近のサッカー選手は金や車のことばかり考えているような感じだが、彼らのインタビューは若い選手の夢とは何かを思い出させてくれる。心からの笑顔が素敵だったね。我々みんながサッカーを愛するのはなぜか、そのワクワクを感じさせてくれた」

 21歳のショーンと19歳のマシューは、家族とこの幸せな瞬間を祝っていることだろう。今後もロングスタッフ兄弟の活躍から目が離せない。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
 

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