「十分にチャンスはある」リバプール戦を控えるザルツブルク、南野拓実はスタメンが濃厚か。指揮官は“番狂わせ”に自信【CL】

2019年10月02日 サッカーダイジェストWeb編集部

「選手たちはみんな調子がいい」

決戦の地リバプールに向かう南野(右端)と奥川(左から2人目)。 (C) GEPA pictures/ Mathias Mandl

 現地時間10月2日、チャンピオンズ・リーグ(CL)の第2節が各地で行なわれる。南野拓実、奥川雅也が所属するレッドブル・ザルツブルクは、昨季王者のリバプールと対戦する。

 クラブとして初のCL参加となったザルツブルクは。開幕節でベルギーのヘンクと対戦し、19歳FWアーリング・ハーランドのハットトリックなどで6-2と大勝。この試合で、ベルギー王者でプレーする伊東純也とともに、南野と奥川もCLデビューを果たしている。

 続く第2節を水曜日に控え、オーストリア現地局『ORF.at』は「ザルツブルクはリバプールとの対戦が楽しみでたまらないようだ。指揮官は、勝利さえ不可能ではないと語った」と報じている。

 週末のリーグ戦では、奥川やコケ・コイタら若手が躍動し、オーストリア・ウィーンに4-1で快勝。主砲ハーランドをはじめ、南野、ドミニク・ショボスライ、ファン・ヒチャンといった主力を温存しており、備えは万全だ。ジェシー・マーシュ監督は、試合後の記者会見で次のように語っている。

「今日の勝利は決して偶然ではなかった。水曜日のカップ戦の影響もあって何人か休ませていたし、チームは再構築したような状態だった。それでも皆が非常にうまくプレーし、勝利を得られたことは、うれしく思う。

 いま選手たちは、本当にみんな調子がいいんだ。競争は過酷だが、このクラブがチームとしての深み、余裕を持つことはこれまでになかった。出場するプレーヤーが変わっても、チームとしての実力を発揮できる状態にあることは、我々の強みになっていると思う」

 そして指揮官は「パッションさえ注ぎ込むことができれば、十分に(リバプールに勝利する)チャンスはある」と語った。同局は「ディフェンディング・チャンピオンを相手に"番狂わせ"を起こす可能性を秘めている」と大いに期待を寄せているようだ。

 舞台は難攻不落の敵地アンフィールド。オーストリアの絶対王者は、前回覇者との一戦で、アップセットを起こせるか。CL公式サイトによるスタメン予想に名を連ねている南野、そしてベンチ入りが濃厚な奥川の活躍にも期待したい。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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