“悪童”バロテッリが試合前のロッカールームで喫煙? 動画が出回るも…

2019年09月27日 サッカーダイジェストWeb編集部

出場停止が明けてユーベ戦で復帰

4年ぶりに母国イタリアヘ戻ってきてバロテッリ。復帰戦はノーゴールに終わった。(C)Getty Images

 ブレッシャのマリオ・バロテッリは9月24日、セリエA第5節のユベントス戦で、イタリアに戻ってから初めてピッチに立った。

 ニースやマルセイユでプレーしたフランスでの3年を経て、来年のEURO2020に向けてイタリア代表復帰を目指し、故郷ブレッシャへの移籍で帰国したバロテッリ。マルセイユ時代の出場停止が持ち越しとなり、開幕から4試合に出られなかった"悪童"は、王者とのビッグマッチでついにセリエAの舞台に戻ってきた。

 バロテッリ得点を奪うことはできず、チームも先制しながら1-2と逆転負けを喫した。だが、強烈な直接FKを放つなど、見せ場もつくっている。初戦ということもあり、途中交代も予想されていたが、背番号45は最後までピッチに残った。
 
 イタリア『Sport Mediaset』は、バロテッリが6本のシュートを放ち、パスも8本の失敗に対して11本成功したと紹介。3つのファウルに対し被ファウルは6だったとし、「正しいスピリットだったことが示されている」と報じた。
 
 何かと注目されるバロテッリだけに、試合前のロッカールームでの一幕もSNSを中心に騒ぎとなった。拡散された動画の中で、バロテッリは口元に細い何かをもっていっている。これがタバコではないかと疑われたのだ。

 だが、Sport Mediasetは、バロテッリの関係者がタバコではないと否定したと報じている。2015年に亡くなった育ての父の形見として持つ十字架にキスをしていただけという。

 実際、バロテッリは入団会見で「自分がブレッシャの選手になることは父の夢だった」と話している。大事なデビュー戦を前に、その父親のことを思っていたのかもしれない。

 いずれにしても、バロテッリはイタリアでの再スタートを切った。これから、代表を率いる恩師ロベルト・マンチーニを納得させるだけのパフォーマンスを見せることはできるだろうか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
 

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