Honda FCが前回王者・浦和を破り天皇杯8強進出! 終盤の2発でジャイアントキリング達成!

2019年09月25日 サッカーダイジェストWeb編集部

2得点のHonda FCはPKも止めて完封勝利!

先制点を挙げたHonda FCの富田湧也。写真:山崎賢人(サッカーダイジェスト写真部)

 第99回天皇杯全日本サッカー選手権大会は9月25日に、4回戦(ラウンド16)の残り2試合が行なわれた。

 埼玉スタジアムで行われた浦和レッズ対Honda FCの一戦は、2-0でHonda FCの勝利となった。

 リーグ戦では下位に沈む前回王者の浦和にとって、ACL出場権獲得のためには是が非でも手に入れたいタイトル。対するJFLで4連覇中のHonda FCは、4月中旬以降公式戦無敗でJFL首位を走る。天皇杯でもJ1の札幌、J2の徳島などを破って勝ち進んできており、リーグ戦の状況では対照的な両チームの対戦となった。
 
 中2日でアウェー鳥栖戦、さらに中3日でACL準決勝の広州恒大戦を控える浦和は、フォーメーションは基本の3-4-2-1だが、メンバーを大きく変えて臨んだ。大卒ルーキーの岩武克弥や、ユースから昇格した池髙暢希などが先発に名を連ねた。

 シュート数では上回った浦和だが、Honda FCに押し込まれる時間も長かった前半は0-0で折り返す。後半開始時に浦和は、池髙暢希に代え武藤雄樹を投入すると、その武藤のパスから決定機を迎えるが汰木康也のシュートは枠を捉えられず。後半はそのまま浦和がペースを握る。

 しかし、Honda FCも古橋達弥があわやというダイレクトシュートを放ち、今大会4得点を奪っている20歳の注目株、遠野大弥がシュートなどを放つなど互角の戦いぶりを見せる。

 すると83分に遂に均衡が破れる。ペナルティエリア手前で佐々木俊輝が宇賀神友弥をかわし中央にグラウンダーの速いクロスを入れると、富田湧也が右足で流し込みHonda FCが先制に成功する。
 
 さらに87分、途中出場の原田開が佐々木の折り返しに滑り込んで2-0と突き放す。その後浦和の杉本健勇にPKを取られるがGKの白坂楓馬がガッチリとセーブし無失点で試合を終えた。

 Honda FCが前回王者の浦和に2-0で勝ち、ベスト8に進出した。この結果、勝利したHonda FCは次戦10月23日に鹿島と準決勝を戦う。
 
構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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