今季初スタメンのSTVV鈴木優磨、初ゴール&PK獲得で2得点に絡む! 好調・森岡亮太との日本人対決を制す

2019年09月22日 サッカーダイジェストWeb編集部

STVVは今季3勝目をマーク

初先発した試合で待望の初ゴール。鈴木優磨が指揮官の期待に応えた。 (C) STVV

 現地時間9月21日、ベルギー・リーグの第8節が行なわれ、シント=トロイデン(STVV)はアウェーでシャルルロワと対戦。3-0で勝利した。

 STVVではGKシュミット・ダニエルとFW鈴木優磨が、シャルルロワではMF森岡亮太が先発し、日本人対決が実現した。ここ2試合で途中出場を果たしていた鈴木は、ベルギーに渡って初のスタメン起用となった。

 試合開始から主導権を握ったのは、シャルルロワだった。今季6試合で4ゴール・1アシストと絶好調の森岡を中心に、STVVのゴールに迫る。

 シュミットの好セーブなどで凌いだSTVVに、チャンスが訪れたのは30分。センターサークルからMFアレクサンドル・デ・ブラインの縦パスに飛び出したFWヨアン・ボリがGKをかわし、ゴールネットを揺らす。しかしこれはオフサイドで無効となった。

 そして34分、再びデ・ブラインのパスから、鈴木がベルギーでの初ゴールを決める。センターサークル付近からのロングフィードに反応して飛び出すと、この動きにつられたシャルルロワのGKとDFが交錯。その隙に足を伸ばして鈴木が合わせたボールが、ゴールに吸い込まれた。

 後半、1点を追うホームチームは、サポーターの声援を受けて攻勢を強める。60分、ゴールライン際でボールをキープしたニコルソンのシュートはシュミットの股を抜くが、ポル・ガルシアのカバーに防がれる。その直後、森岡のCKに合わせたヘディングはポストに嫌われる。

 そんな流れを再びSTVVに引き寄せたのは、鈴木だった。66分、カウンターからチャンスを作り、左サイドからのクロスに反応して鈴木がボックス内に飛び込む。

 頭で合わせた鈴木のシュートは、DFの腕に当たる。これがVAR判定によってハンドとなり、PKが与えられた。このチャンスを主将のボタカが冷静に決め、STVVが追加点を奪う。

 鈴木は87分にエルトン・アコラツェと交代してピッチを退いた。ベンチに戻ってきた殊勲者をマルク・ブライス監督は笑顔で迎え入れ、健闘を称えた。

 91分にも、ボリの今シーズン3点目でダメを押したSTVVが3‐0で勝利。今シーズン3勝目を挙げた。

 STVVは次節、9月28日にホームで伊東純也を擁するヘンクと対戦する。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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