「3人のスターが不在のパリSGにも勝てないなんて…」屈辱の枠内シュート0本に終わったマドリーをOBのグティがバッサリ!

2019年09月19日 サッカーダイジェストWeb編集部

ジダン監督が指摘した問題点は?

生え抜きのMFとしてマドリーで活躍したグティが、古巣を扱き下ろした。 (C)Getty Images

 レアル・マドリーは9月18日、チャンピオンズ・リーグ(CL)のグループステージ開幕節で、パリ・サンジェルマンに敵地で0-3と敗れた。

 主将のセルヒオ・ラモスを出場停止で、ルカ・モドリッチやマルセロ、イスコらを負傷で欠き、苦しい台所事情だったのは間違いない。だが、同じくネイマール、キリアン・エムバペ、エディンソン・カバーニと前線の3枚看板が不在だったパリSGにここまでの完敗を喫するとは、想定外だったのではないだろうか。

 スペイン紙『Marca』によると、マドリーがCL初戦を落としたのは、2005-06シーズン以来とのこと。この時も相手はフランスのチーム(リヨン)で、同じ0-3というスコアで敗れている。このシーズン、マドリーは最終的にグループステージを突破したが、ラウンド・オブ16でアーセナルに屈した。
 
 前回政権で3連覇を成し遂げたジネディーヌ・ジダン監督にとって、CLでの黒星は5つ目。グループステージでの敗戦は、2年前のトッテナム戦に続く2回目とのことだ。

 しかも、マドリーは枠内シュートを1本も打てないまま敗れた。データサイト『Opta』によると、統計を取り始めた2003-04シーズン以降で初めてのことという。

 このふがいなさに、OBのグティはツイッターで「3人のスター不在のパリSGと競えないなら、ダメってことだ」と、古巣の出来を扱き下ろした。

 試合後、ジダン監督は「すべてで彼らが上回った。とくに気に入らなかったのはインテンシティーだ。このレベルの大会で必要なインテンシティーがなかった」と、問題点を口にした。

「(マドリーの問題は)インテンシティーだと思う。五分五分のボールに足を出せば、デュエルに勝って試合に勝てる。わたしはこの点が問題だったと思う」

 ジダンの下で4回目の欧州制覇を目指すマドリーは、最悪の船出から軌道修正できるのか。次節は2週間後、10月1日にクラブ・ブルージュをホームに迎える。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
 

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