パリSG新守護神ナバス、古巣対戦で完封! 「マドリーへの復讐心はあるか?」の問いに何と答えた?

2019年09月19日 サッカーダイジェストWeb編集部

クルトワに守護神の座を追われた男がハイパフォーマンス

マドリーの主砲ベンゼマ(右)と談笑するナバス(左)。試合後にはかつてのチームメイトたちへの想いを語った。 (C) Getty Images

 現地時間9月18日、チャンピオンズ・リーグ(CL)のグループステージ開幕節で、パリ・サンジェルマンは、レアル・マドリーと対戦。アンヘル・ディ・マリアの2ゴールを含む3得点で、3-0と快勝した。

 本拠地パルク・デ・プランスで強敵を打ち破ったパリSG。その完封劇に小さくない貢献をしたのは、今夏の移籍市場最終日にマドリーから加入したコスタリカ代表GKケイラー・ナバスだ。

 5年に渡ってプレーしたマドリーでは、CL3連覇という偉業に貢献するも、昨シーズンに新加入のティボー・クルトワに守護神の座を奪われ、今月2日にパリSGに活躍の場を求めた。

 花の都に来てから1か月も立たないうちに古巣との対戦を迎え、そのビッグマッチで完封勝ちに貢献したナバスは、試合後に地元紙『Le Parisien』の取材に対して、次のように答えている。

「友人たちであり、昔のチームメイトと対戦するのは、少し奇妙な気持ちだったよ。だけど、僕はプロだ。サッカーでは、こういう変化が起きる可能性があることは理解している。だから今日はパリの選手としてプレーしたことを明確にしたい」

 さらに「マドリーへの復讐心はありましたか?」と問われたナバスは、こう答えている。

「ないよ。ない。僕はもうパリの選手だし、ここに来てから家にいるような感覚をもっている。このクラブに来られたことに満足しているんだ。マドリーというステージでは、友人たちと一緒に素晴らしい物語を描いた。僕と彼らとの友情は続くよ。

 でも、家族と一緒に最良の決断だと思って去ったんだ。それに長くいたかのように歓迎されたしね。だから、このクラブのカラーを守り、勝つために死にものぐるいで働くことを誓うよ」

 古巣への未練や遺恨はなく、新天地での活躍を力強く宣言したナバス。その存在は、悲願の欧州制覇を目指すパリSGにとって、頼もしい限りだろう。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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