【9月シリーズ総括】日本代表メンバー23人の通信簿。パラグアイ戦&ミャンマー戦で評価を高めたのは…

2019年09月12日 本田健介(サッカーダイジェスト)

権田は2試合ともにゴールマウスに立つ

2連勝で9月シリーズを終えた日本。ワールドカップアジア2次予選も白星スタートに成功した。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

 9月5日のキリンチャレンジカップ・パラグアイ戦(@茨城県立カシマサッカースタジアム)と、同10日のカタール・ワールドカップ・アジア2次予選初戦のミャンマー戦(@トゥウンナ・スタジアム)をともに2-0で制した森保ジャパンは、9月シリーズを連勝で終えた。ここではその2試合での全23選手のパフォーマンスを5段階(S、A、B、C、D)で評価。それぞれの活躍を振り返る。

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【GK】
1 川島永嗣 [評価]-
サッカーダイジェスト採点
①パラグアイ戦:―(―)
②ミャンマー戦:―(―)
 経験豊富な守護神は、6月のコパ・アメリカでの活躍を評価され、再びメンバー入り。試合には出場できなかったが、ミャンマーに入って初の練習となった9月7日にはスコールに見舞われながらも、泥だらけになってメニューを黙々とこなし、後輩ふたりの模範となった。

12 権田修一 [評価]B
サッカーダイジェスト採点
①パラグアイ戦:6(フル出場・0失点)
②ミャンマー戦:5.5(フル出場・0失点)
 シュミットの負傷で巡ってきたチャンスを活かして両方のゲームに先発。ミャンマー戦では前半に危険なパスミスがあったものの、パラグアイ戦に続いて無失点に抑え、健在ぶりをアピール。今後は所属するポルティモネンセで定位置を確保したい。
 
23 シュミット・ダニエル [評価]-
サッカーダイジェスト採点
①パラグアイ戦:―(―)
②ミャンマー戦:―(―)
 今シリーズの正GKと期待され、パラグアイ戦も先発の予定だったが、前日練習で右踵を負傷。権田にスタメンを譲り、ミャンマー戦でもその座を奪い返せず。今夏に移籍したシント=トロイデンではレギュラーとしてプレーするだけに、この悔しさを胸に研鑽を積みたい。
 
 
【DF】
2 植田直通 [評価]B
サッカーダイジェスト採点
①パラグアイ戦:6(途中出場)
②ミャンマー戦:―(―)
 パラグアイ戦では後半頭から登場し、CBとしてまずまずのプレー。6月のコパ・アメリカを通じて森保監督の評価を得たようで、吉田、冨安に次ぐ第3のCBとしてこれから存在感を高めそうだ。

3 安西幸輝 [評価]C
サッカーダイジェスト採点
①パラグアイ戦:5.5(途中出場)
②ミャンマー戦:―(―)
 両SBをこなせる汎用性が魅力で、新天地のポルティモネンセでも開幕からピッチに立っているだけに、もう少しチャンスを与えられるかと思ったが、出番はパラグアイ戦の24分のみ。持ち味を発揮するにはプレー時間が少なかった。
 
4 畠中槙之輔 [評価]-
サッカーダイジェスト採点
①パラグアイ戦:―(―)
②ミャンマー戦:―(―)
 現状ではCBの序列で、吉田、冨安、植田に次ぐ4番手。森保監督はCBに高いフィード力を求めがちなだけに、所属する横浜に戻っても、武器である足もとの技術を磨きたい。
 
5 長友佑都 [評価]B
サッカーダイジェスト採点
①パラグアイ戦:6(途中交代)
②ミャンマー戦:6(フル出場)
 ベテランSBはチームの士気を高める存在として貴重で、いぶし銀のプレーで左サイドを支えた。今シリーズで一列前の中島とのコンビネーションが向上した点も収穫だ。ただ、パラグアイ戦ではクロス精度をもう少し上げたかった。
 

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