「なにが起こった?」「ミステリーだ」EURO予選で生まれた“珍オウンゴール”に英メディアが反応!

2019年09月07日 サッカーダイジェストWeb編集部

アゼルバイジャンDFが目測を誤ってしまい…

呆然と立ち尽くすパシャエフ。アウェー大観衆の圧力を前に冷静さを失ったか。(C)Getty Images

 EURO2020予選で、不思議なオウンゴールが生まれた。

 現地9月6日、カーディフで行なわれたウェールズ対アゼルバイジャンの一戦。その26分、ウェールズが先制点を奪ったシーンだ。

 右サイドからガレス・ベイルが切れ込み、強引に左足でミドルシュートを試みる。相手DFに当たって山なりのボールがアゼルバイジャンのゴール前に上がって……。ボールの行方を追うも、ここで完全に目測を誤ってしまったのが右SBパブロ・パシャエフ。なんと背面(首と肩の間付近)にボールを当ててしまうと、飛び出していたGKサラハト・アガイエフの逆を突き、こぼれ球はガラ空きのゴールに吸い込まれていった。

 英紙『The Sun』は「バシャエフにとっては災害級の出来事。なぜあんなことが起こったのか? 軽率に前に出たキーパーの判断は正しかったのか? 彼らには悪いがコミカルとしか言いようがない」と評し、『Mirror』紙は「珍しい連携ミス。なにがパシャエフを混乱させたのか。ミステリーだ」と記している。

 
 試合はその後、アゼルバイジャンにいったんは同点とされたものの、終了間際のベイルのヘディング弾でウェールズが劇的な勝利を収めている。『The Sun』紙は「あのオウンゴールがなければライアン・ギグス(監督)とウェールズはホームで赤っ恥をかくところだった。感謝しなければならない」と皮肉を込めた。

 EURO2020予選のグループEは折り返しの4試合を終えて、ウェールズは3位をキープ。ハンガリー、クロアチア、スロバキアの上位4チームが勝点3差内にひしめく大混戦となっている。最下位アゼルバイジャンは4連敗を喫し、唯一ポイントを挙げていない。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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