「もう私は死んでもいい…」「ジョークかと思っていた」16歳のバルサ俊英MFのトップデビューに父親が喜び爆発!

2019年08月27日 サッカーダイジェストWeb編集部

バルサ史上2番目の若さでトップデビュー!

憧れのカンプ・ノウのピッチに立ったファティ。16歳の愛息のプレーに父親が歓喜した。 (C) Getty Images

 バルセロナに彗星のごとくニュースターが現われた。

 現地時間8月25日のラ・リーガ第2節で、バルサはベティスから大量5得点を奪って、今シーズン初白星をあげた。

 新戦力のアントワーヌ・グリエーズマンが初ゴールを含む2つのゴラッソを決めるなどゴールラッシュとなったこの試合で、得点シーン以外で本拠地カンプ・ノウが沸かせたのが、4点をリードした78分からピッチに立ったアンス・ファティだ。

 リオネル・メッシをはじめ、ルイス・スアレス、ウスマンヌ・デンベレと攻撃陣に故障が続出したため、急遽フベニールA(U-18)から招集されてベンチ入りしていたファティは、16歳9か月25日でトップデビューを飾った。クラブによると、これはビセンテ・マルティネスが1941年に打ち立てた16歳9か月7日に次ぐ、史上2番目に若いデビューとなった。

 たった12分間のプレーではあったものの、試合後にエルネスト・バルベルデ監督から、「クオリティーにはビックリさせられた」と賛辞を贈られたファティ。その華々しいデビューは、どうやら親族ですらも驚かされたようだ。

 地元ラジオ局『Cadena SER』のインタビューに応じたファティの父親ボリさんは、「私はもう死んでも構わないと思っているよ」と喜びを爆発させている。

「愛する息子がバルサでデビューしたんだ。私はもう死んでも構わないと思っている。『トップチームに呼ばれた』と伝えられた時、息子はそれを信じていなかった。ジョークだと思っていたのさ。しかし、それが今日、現実のものになった。人生でこんなことが起きるかもしれないと想像していたけどね。この先はフットボールとして、あらゆることを期待できる。でも、ここはバルサだ。ただのチームじゃないことも分かっている」

「息子の夢は私たちの夢でもあったから招集されたと聞いた時は、私も妻も泣いてしまったよ」とも語ったボリさん。そんな父親の夢をも叶えた"孝行息子"は、この先も順調にステップアップを果たせるのか。今後の成長に注目したい。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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