FC東京、渡辺剛のJ初ゴールで先制も後半立ち上がりに失点…札幌とのアウェー8連戦初戦はドロースタートに

2019年08月24日 サッカーダイジェストWeb編集部

首位FC東京は2試合勝利なし。2位の勝点差は4に。

J初ゴールを決めたFC東京の渡辺。写真:徳原隆元

 J1リーグは8月24日、各地で24節の6試合を開催した。札幌ドームでは札幌対FC東京の一戦が行なわれ、1-1のドロー決着となった。
 
 前節、8得点で完勝した札幌は1トップにジェイ、シャドーに3戦連続ゴールを狙う鈴木武蔵と、チャナティップを配置。強力なタレントを前線に置いて、複数得点を狙う。一方首位を走るFC東京は、今節からアウェー8連戦がスタート。右SBの岡崎慎は約1年ぶりのリーグ戦先発に。
 
 序盤、FC東京は自陣でパスを回し、様子を見ながら前線にボールを供給するも2トップに対するマークが厳しく、なかなか収めることができない。徐々に試合の主導権を握るが、カウンターを狙われ危険なシーンも。
 
 しかし札幌の素早い攻撃には、DF陣を中心に落ち着いて対応。すぐさま攻撃に転じると敵陣深くでのワンツーからシュートチャンスを創出する。
 
 試合が動いたのは38分。ペナルティーエリア手前右でD・オリヴェイラが倒されFKを得る。キッカーの東慶悟がゴール前のファーサイド寄りに右足でクロスを供給すると、このボールに反応した渡辺剛が、相手DFとの駆け引きからしっかりと頭で合わせて貴重な先制点。渡辺はこのゴールが記念すべきJ初ゴールとなった。
 
 1点をリードして勢いに乗りたいFC東京だったが、後半立ち上がりの47分。左サイドからの菅大輝のグラウンダーのクロスに鈴木がダイレクトで合わせると、このシュートがジェイに当たってコースが変わり、ゴールに吸い込まれ、札幌に同点ゴールを許してしまう。
 
 ここから形勢が逆転し札幌が猛攻を仕掛けるも、FC東京が粘り強く守備。得意のカウンターから追加点を狙う。
 
 86分には、FKから札幌の福森晃斗がゴール右上に鋭いシュートを放つも、GK林彰洋の好セーブで失点を逃れる。試合はこのまま両チームともに得点を得られずドロー決着となった。
 
 この結果、FC東京は2試合勝利なし。2位・鹿島が勝点4差まで迫っており、油断のできない状況が続く。札幌は前節の大勝で勢いに乗りたかったが勝ち切れず、暫定で6位をキープしている。
 
構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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