「彼は留まるだろう」“戦力外”から一転、救世主となったベイルをジダン監督が称賛!

2019年08月18日 サッカーダイジェストWeb編集部

サプライズで先発起用

先制点をお膳立てしたベイル。このままマドリーで残留することになりそうだ。(C) Getty Images

 現地時間8月17日、2019-20シーズンのラ・リーガ開幕節で、セルタとのアウェー戦に臨んだレアル・マドリーは、3-1の快勝を飾った。

 驚きだったのは、ジネディーヌ・ジダン監督がガレス・ベイルを先発で起用したことだ。

 昨シーズン終了後にこのフランス人指揮官から"戦力外"を伝えられたウェールズ代表FWは、今夏に中国の江蘇蘇寧への移籍が目前に迫っていたものの、合意寸前でマドリーが翻意し、破談に。もはや買い手が付かず、ジダン監督も戦力と考えていると示唆していたとはいえ、スタメンというのはサプライズだった。

 その抜擢に応え、開始12分に左サイドでボールをキープしたベイルは、絶妙のクロスでカリム・ベンゼマの先制ゴールをアシスト。GKの好セーブに防がれたものの、43分にもカウンターから惜しいチャンスを作り出すなど、文字通り攻撃を牽引した。
 
 故障で新戦力のエデン・アザールを欠いたチームの救世主となったベイルについて、ジダン監督は試合後の会見で次のように言及した。スペイン紙『AS』紙などが伝えている。

「ガレスは、他の選手と同じようにここにいる。出来には満足している。彼は(チームに)留まるだろう。アザールの故障は不運だったが、それでベイルを先発させるプランになったわけではない」

 アザールがいてもベイルは先発だった――。そう語ったジダン。マルコ・アセンシオの長期離脱などで背に腹は代えられず、ベイルに賭けるギャンブルがひとまずは成功した格好となった。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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