「超誇らしい」「その素晴らしさをロシアに…」“裏切り者”マウコムのバルサ退団をローマ公式が痛烈に皮肉る!

2019年08月03日 サッカーダイジェストWeb編集部

1日だけローマに在籍?

ゼニト加入が決定したマウコム。まさか移籍先からいじられることになるとは……。※写真はゼニトの公式より

 ゼニト・サンクトペテルブルクは現地時間8月2日、バルセロナからマウコムを獲得したことを発表した。

 それに伴い、公式ツイッターで期待のニューカマーを紹介する動画を投稿。それに反応したのが、1年前にこのブラジル代表FWの獲得に近づいていたローマだ。

 マウコムは昨夏、ボルドーからローマへの移籍が目前に迫っていた。両クラブは合意し、メディカルチェックを受ける寸前だったが、そこに割って入ったバルサが強奪する形でスペインへ渡ることになった。

 当時、ローマのSDだったモンチ(現セビージャ)はボルドーを非難。バルセロナから謝罪があったが、ジェームズ・パロッタ会長は、「リオネル・メッシを売ってくれない限り受け入れない」とお冠だった。

 そんな経緯を知ったうえで、ゼニトはマウコム加入発表の動画にローマの存在を組み込んだ。そのキャリアを紹介していく中で、「2018年7月22日~23日 ローマ」と、1日だけローマの選手だったことをわざわざ紹介したのだ。
 
 ローマの公式ツイッターは、すぐこれに反応。「彼が我々と一緒だったことを超誇らしく思う。その素晴らしさをロシア・リーグにもたらしてくれ。幸運を」と、マウコムを皮肉るリプライを送ったのだ。

 すると今度はゼニトが、ローマのリプライに「なにか我々が使えるハイライトはある?」と反応。ローマは奇妙な動画とともに、「それはないけど、明らかにローマ経営陣がクスリをやっていた時の、未完成の獲得発表動画ならある」とジョークで返した。

 加入間近で振られたことに激怒したローマが、マウコムを揶揄するのは仕方ないだろう。ただ、これからプレーする選手をゼニトが"いじった"ことには疑問が残る。ブラジル人のマウコムは、ユーモアとして受け流すのだろうか……。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
 

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