湘南が山田直輝をレンタル移籍で再獲得…背番号は10に。一方でレフティMFを長崎に放出

2019年07月24日 サッカーダイジェスト編集部

「緑と青の勇者になれるよう…」

二度目の湘南へのレンタル移籍を決断した山田。”第2の故郷”で再起を図る。(C)SOCCER DIGEST

 湘南ベルマーレが7月24日、浦和レッズから山田直輝がレンタル移籍で加入することを発表した。背番号は10番。期限は2020年1月31日までで、その間は浦和との公式戦には出場できない。
 
 中学時代から浦和の下部組織で育った山田は、2008年に2種登録されてJデビューを飾ると、09年にトップチームに昇格。同年5月には18歳にして日本代表初出場も果たした。
 
 しかし、その後は負傷を繰り返し、なかなかコンスタントに出番を得られないシーズンが続くと、15年に湘南に一度目のレンタル移籍。3年間を過ごし、17年にはJ2で39試合・5得点でJ1昇格に貢献するなど、主力として活躍した。
 
 18年に浦和へ復帰してから2年目の今季は、J1と天皇杯で1試合ずつに出場したのみで、ベンチから外れる試合も多く、今夏に湘南への二度目のレンタル移籍を決断した。
 
 山田は浦和の公式ホームページを通じて、以下のようにコメントしている。
 
「このたび湘南ベルマーレへ移籍することとなりました。
 まずは浦和に帰って来てからの1年半本当にありがとうございました。浦和レッズに関わる全ての方々が僕を温かく迎えてくれ、応援していただけたことに重ねて感謝します。
 そんな中チームの力になれず、また道半ばでチームを離れることを申し訳なく思います。浦和レッズは僕の愛するチームであることは変わりません。これからはみなさんと同じ一サポーターとして、応援していきます。
 まだまだサッカー選手として成長する山田直輝を少しでも応援していただけたら嬉しいです。
 本当にありがとうございました」
 
 一方で湘南の公式ホームページでは以下のように決意を表明している。
 
「このたび湘南ベルマーレに加入することとなりました。
 また湘南ベルマーレでプレー出来ることを大変嬉しく、感謝しています。
湘南ベルマーレのために全力を尽くし、ビッグウェーブを作れるように頑張ります。
 そして湘南でサッカー選手として、人間として成長出来る事を自分自信楽しみにしています。
 緑と青の勇者になれるよう、日々精進しますので、応援よろしくお願いします」
 
 また、湘南は、秋野央樹のV・ファーレン長崎へのレンタル移籍も発表している。
 
 秋野は柏のアカデミー育ちのボランチで昨年は背番号10を背負い、今季は2年間のレンタル移籍から完全移籍へと移行していた。
 
 秋野は湘南の公式ホームページで以下のようにメッセージを残している。
 
「シーズン途中でチームを離れるのは苦渋の決断でしたが、V・ファーレン長崎に移籍することに決めました。
 ベルマーレで過ごした2年半はとても濃い時間でした。J2優勝、J1残留、そしてルヴァン杯優勝と様々な経験をさせてもらいました。その中でも僕の心に一番残っているのは毎日の馬入での練習です。どんな状況でも全員が競争し、誰一人手を抜く事なく100%でトレーニングをする。それこそが湘南スタイルだと感じました。
 ここで得たものをこれからのサッカー人生に生かしたいと思います。
 ベルマーレに関わる全ての方に感謝の気持ちでいっぱいです。本当にありがとうございました!」
 
構成●サッカーダイジェスト編集部
 
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