欧州移籍の前田大然が1位! 野人・岡野も選出された『ファンが選ぶJリーグ俊足選手トップ10』の顔ぶれは?

2019年07月23日 サッカーダイジェストWeb編集部

代表に返り咲きの永井謙佑は2位に

ポルトガルのマリティモヘ移籍する前田大然。写真:茂木あきら

 Jリーグは22日に、『ファンが選ぶ俊足選手トップ10』の結果を発表した。
 
今回の投票は、Jリーグ公式YouTubeチャンネルにて実施した、アンケートに基づいて発表されたランキング。アンケートの書き込みでは「見ればわかる」とのコメントにあるように、まさにスペクタクルなシーンが満載だ。
 
 1位に選ばれたのは、ポルトガル1部のマリティモへの期限付き移籍が発表されたばかりの前田大然だ。
 対戦相手チームのファン・サポーターと思われるコメントでは「バックパスを狙われたときが怖い」とあるように、『50メートル5.7秒』という快足で前線からのチェイスにも積極的に参加。1試合あたりのスプリント数もリーグ屈指で、90分を通じて衰えない走力、スタミナも魅力だ。
 
 2位となったのは、ロンドン五輪で活躍し、現在首位を走るFC東京の原動力となっている永井謙佑。代表復帰も果たした永井には、「俊足といえば永井!永井といえば俊足!」とのコメントがある通り、30歳になった今でもその足を遺憾なく発揮している。
 
 3位は現在J1で2位につける横浜の仲川輝人で、投票者からは「ハマの新幹線。見ているだけでも気持ちいいドリブラー」とも評されている。
 昨季ブレイクを果たし、間もなく27歳を迎えるアタッカーは、「ただ速いだけじゃない緩急が素晴らしい」「0.1秒でトップギアに入る感じが爽快感を覚える!」と早くもサポーターの心を掴んでいるようだ。
 
 4位につけるのは、2019年2月にベルギーのヘンクに移籍した伊東純也(元甲府、柏)だ。いまや代表の常連となった伊東には、「日本代表でも得意の速さを生かし存在感をアピール。海外ではリーグ優勝に貢献」との声もあるように、国内での印象のみならず、代表や海外での活躍も評価されているようだ。

 5位は岡野雅行。2013年に現役を退いているが、「試合前にアップしている時、ダッシュするだけでスタジアムがざわざわとざわめくような選手はほかに思い出せません」と、未だに俊足選手の第一人者に。現役時代は浦和や神戸、鳥取などでプレーし、日本が初めてワールドカップ出場を決めた、ジョホールバルでのゴールも印象的だ。
 
 6位はG大阪の藤春廣輝で、「スプリントの最高速度、回数、走行距離、いずれの部門においても1位以外あまり見かけないから」との投票者コメントがあるように、SBとして唯一の選出を果たした。
 
 7位は札幌の鈴木武蔵。「3歩目以降の伸びがよい」と評される通り、恵まれたフィジカルと、FWとしての印象的なシーン、ゴールが人気を集めた理由のようだ。
 
 8位には、DFとしてただひとりランクインした横浜のチアゴ・マルチンス。「抜かれたのを見たことがない、DFなのに俊足」とチームを支えるプレーで、横浜加入後にチームの平均失点数が1試合あたり0.5も減少するなど、結果でも貢献している。
 
 9位はエメルソン。2000年代前半に、札幌、川崎、浦和などで活躍した快足FWだ。「問答無用のスピードと、それを最大限生かした決定力。歴代最速間違いなし!」とコメントされるように、J1とJ2の両方で得点王にも輝いた。
 
 そして10位は浅野拓磨。俊足を生かしたゴールと、「ジャガーポーズ」のゴールパフォーマンスは、Jリーグファンにもいまだ大きなインパクトとして残っているようだ。
 
構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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