モウリーニョが中国一の大富豪と会談! 「広州恒大&中国代表」の兼任監督オファーを受諾か

2019年07月06日 サッカーダイジェストWeb編集部

年俸はベニテスの「18億円」を超えるとも

新天地について「7月には決まっているだろう」と話していたモウリーニョ氏。その決断に俄然注目が集まっている。(C)REUTERS/AFLO

 世界中のサッカーファンを驚かせる、まさかの展開となるのか。
 
 現地7月5日、英紙『The Telegraph』や『The Sun』などが一斉に報じたのが、名将ジョゼ・モウリーニョの最新情報だ。昨年12月にマンチェスター・ユナイテッド監督の座を追われてから約半年、有力な新天地候補が浮かんでは消えてきた。直近ではニューカッスル・ユナイテッドの新指揮官就任かと騒がれたものの、その後の具体的な進展は聞こえてこない。そこで急浮上したのが、「中国行き」のニュースというわけだ。
 
 複数のメディアによると、モウリーニョ氏はこの数日の間に、とある世界的VIPと会談したという。その相手は、中国一の大富豪にして不動産王であるシュー・ジアイン氏。国内最強王者・広州恒大の事実上のオーナーであり、中国スーパーリーグの発展に尽力し、中国代表の強化にも惜しみなく資金を投入してきた人物だ。2月の春節にも会合を持った両者はふたたび対面し、その場でシュー氏が監督就任の要請を行なった。広州恒大と中国代表の2チームを率いる、兼任監督のオファーだ。
 英各紙はふたりがワイングラスを傾け、笑顔で乾杯する写真を掲載。『The Telegraph』紙は以下のように伝えている。
 
「シュー・ジアインはフットボールをこよなく愛する実業家で、中国フットボールを世界に名だたるレベルに押し上げようと本気で取り組んでいる。それを実現させるため、モウリーニョは彼が望むなかで最高の適任者であり、自身が所有する広州恒大と中国代表のふたつのチームを指揮させたいと考えているのだ。モウリーニョがその輝かしいキャリアにあって、中国で監督を務める決断に至るだろうか。ただ言えるのは、今回の会談の内容がきわめてポジティブだったという事実だ」
 
 実はシュー氏は、モウリーニョがチェルシーの監督を更迭された直後の2016年1月、さらにはマンチェスター・Uを去った昨年末にもラブコールを贈っていたという。ポルトガル人指揮官は今年5月、「この夏に現場に復帰するのは間違いない。7月には決まっているだろう」と話していた。タイミングとしてはそろそろ決断を下す時期だろうか。

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