リヨンが“リール躍進の立役者”チアゴ・メンデスを獲得!ヌドンベレの後釜となるMFを28億円で確保

2019年07月04日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

ヌドンベレの売却資金を投下

T・メンデスはユース年代も含めてブラジル代表歴はないものの、水準以上の技術と戦術的インテリジェンスを備えたMFだ。(C)Getty Images

 現地時間7月3日、リヨンは移籍金2200万ユーロ(約28億6000万円)+インセンティブ450万(約6億円)で、リールのMFチアゴ・メンデスの獲得を発表。2日に6000万ユーロ(約78億円)を置き土産にトッテナム・ホットスパーへ旅立った、フランス代表MFタンギ・ヌドンベレの後釜をさっそく確保した。

 27歳のブラジル人T・メンデスは、運動量豊富なセントラルMF。力強いボール奪取と正確なパスワークに定評があり、プレースキックの精度も高い。攻守両面でヌドンベレと同じ役割が期待される。

 2011年に当時のブラジル全国選手権・2部のゴイアスでトップデビューを飾ると、翌年には2部リーグ優勝と1部昇格に貢献。15年に移籍した名門サンパウロでは、加入初年度からレギュラーとしてフル稼働し、17年夏にリールに引き抜かれた。
 
 加入2年目の18-19シーズン、エースの二コラ・ペペとのホットラインでリーグ・アン2位に躍進したリールの攻撃サッカーを支え、34試合に出場して4アシストをマークした。

 リヨンは今夏の新戦力としてルーマニア代表GKのチプリアン・タタルシャヌ(←ナント)、ブラジル人MFのジェアン・ルーカス(←サントス)、そしてT・メンデスと3名を獲得。さらに、同じくリールのマリ代表SBユスフ・コネとも合意間近と伝えられている。

 優秀な若手を次々に輩出するのがこのクラブの特徴ながら、ヌドンベレの売却によって軍資金を得たこともあり、ここまでは例年以上に積極補強に動いている印象だ。

構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部
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