ユベントスがデリフトと個人合意! アヤックスに払う移籍金はいくらに?

2019年06月27日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

契約解除金の設定が大きな肝に。

ユベントスと個人合意したデリフト。(C)Getty Images

 熾烈を極めていたマタイス・デリフトの争奪戦は、ユベントスが制したようだ。
 
 19歳ながら名門アヤックスのキャプテンを担い、18-19シーズンはエールディビジ優勝とCLベスト4進出に貢献したオランダ代表DFは、今夏のCBマーケットで最大の注目選手に。ユーベに加え、バルセロナ、パリSG、マンチェスター・U、バイエルン、マンチェススター・C、R・マドリー、リバプールと、ほとんどすべてのメガクラブが獲得に興味を示すほどの人気と銘柄なった。
 
 争奪戦は当初はバルサ、続いてパリSGがリードしていたが、6月中旬に入ってユーベがポールポジションに。ファビオ・パラティチCFO(チーフ・フットボール・オフィサー)とパベル・ネドベド副会長は、デリフトの代理人であるミーノ・ライオラと交渉を進めてきた。
 
 そしてついにユーベは、現地時間6月26日にデリフトと個人合意に漕ぎ着ける。『スカイ・イタリア』の移籍専門記者であるジャンルカ・ディ・マルツィオ氏によれば、年俸は1200万ユーロ(約15億円)+ボーナスの5年契約で、契約解除金は1億5000万ユーロ(約187億5000万円)に設定されたという。
 
 この契約解除金の設定はライオラ代理人が強くこだわった項目だが、フランスだとルール的に禁止されており、それがパリSGにとっては不利に働いたという。
 
 ライオラ代理人はその旨をアヤックスに伝え、今後はユーベとクラブ間交渉に。移籍金はパリSGがオファーしていた7500万ユーロ(約93億7500万円)あたりが見込まれる。このクラブ間交渉はそもそも楽観論が漂っていただけに、早期決着もありえそうだ。
 
 ユーベのデリフト獲得はかなり近付いていると言ってよさそうだ。
 
構成:ワールドサッカーダイジェスト編集部
 
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