“エクアドルのキーマン”アントニオ・バレンシア封じへ。杉岡大暉が語る対応法【コパ・アメリカ】

2019年06月24日 本田健介(サッカーダイジェスト)

「守備からベースに入りたい」

左SBとして3試合連続の先発が予想される杉岡。エクアドルのA・バレンシアとマッチアップしそうだ。(C)SOCCER DIGEST

 6月24日(日本時間25日の8時)、日本はコパ・アメリカのグループリーグ最終戦、エクアドル戦を迎える。
 
 決勝トーナメント進出の条件は勝利のみとなる重要な一戦だ。もっともエクアドルも勝点3を掴めばベスト8へ進めるだけに、生き残りを懸けた熱い試合展開が予想される。
 
 そのなかで相手のキーマンに挙げられる右サイドハーフのアントニオ・バレンシアとマッチアップしそうなのが、3試合連続での先発が予想される左SBの杉岡大暉だ。
 
 A・バレンシアといえば、マンチェスター・Uで香川真司とともにプレーし、同クラブでキャプテンも務めた、まさにエクアドルの顔。スピードに乗ったドリブルでサイドを突破するだけでなく、巧みなパスで攻撃にリズムを加える重要な存在である。
 
 
 杉岡は「身体能力を活かして戦ってくるんだろうなというイメージ。ロングボール中心に攻めてくると思いますし、実際にチャンスになっているのはそういう形。徹底しなくてはいけないのはチャレンジ&カバー。組織的に戦う必要がありますし、予測の部分でしっかり相手を封じたいです」と守備のポイントを説明しつつ、A・バレンシアへの対応法も語ってくれた。
 
「まず守備からベースに入りたいです。(A・バレンシアは)スピードが武器だと思うのでそこを封じたい。縦を切って横に横にというイメージはしています」
 
 また、ここまでの2試合で連続フル出場を続けるが、「中3日あったので、疲れは取れましたし、逆にA代表の雰囲気にも慣れてきたので、プレーの精度をより上げていきたいです」と意気込む。
 
 第2戦のウルグアイ戦では、一列前の中島翔哉との連係から左サイドを突破し、三好康児の2点目を演出。攻撃面でも徐々にらしさを発揮している杉岡は、エクアドル戦の日本のキーマンと言えるのかもしれない。
 
取材・文●本田健介(サッカーダイジェスト編集部)
 
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