【女子W杯 採点&寸評】日本0-2イングランド|流れを呼び戻した守護神の好守を活かせず… ピッチへの適応にも問題あり

2019年06月20日 西森彰

絵に描いたような決定力不足で逸機を続け、ダメ押し点を奪われる

【得点者】日本=なし イングランド=ホワイト(15分・84分)
【警告】なし
【退場】なし
【Player Of The Match】エレン・ホワイト(イングランド)

なでしこジャパン 5.5
第2戦でやり切っただけに、この日はスロースタート。ニースで2戦目を戦うイングランドとはピッチ環境への適応面で差があり、先制パンチを浴びる。試合終盤にペースを握ったが、絵に描いたような決定力不足で逸機を続け、ダメ押し点を奪われた。全体的にツキもなく、グループ2位通過が唯一の慰め。
 
FW
20 横山久美 5.5(61分OUT)
立ち上がりからシュートを放ち、自分のリズムを作っていった。惜しいシュートもあり、初戦からの復調は窺えたが、ノーゴールは物足りない。
 
8 岩渕真奈 6
2戦連続、トップで先発。すぐにピッチ状況を汲み取り、浮き球と強いパスを使い分けた。芝の深さもあってドリブルの切れを削がれた。
 
11 小林里歌子 5(62分OUT)
右サイドで先発。忠実な守備はあったが、攻撃面での働きは今一つ。求められていた役割は遂行できなかった。
 
19 遠藤 純 5(85分OUT)
前半は攻守に迷いが見られた。結果、相手に中間ポジションを許し、ピンチを招いた。時間と共に持ち直したのが、小さな驚き。
 
MF
6 杉田妃和 6
低い位置にいる間は、全体が後手に回った。前に出てからは及第点。厳しい寄せができなかったのは、初戦で1枚もらっていた影響も。
 
7 中島依美 5
序盤は中央の前目に出たが、持ち味を出せず。杉田と前後を入れ替えて状況が改善。終盤は右に回り、チームの台所事情には応えた。
 

次ページ最終ラインは連係面に課題。次戦に向けて修正が必要だ

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