【総体予選】千葉決勝は劇的な幕切れ! 茨城代表、そして埼玉のファイナリストも確定!

2019年06月19日 高校サッカーダイジェスト編集部

いよいよ日曜日に全代表校が出揃う!

両チーム3点ずつを取り合って延長戦に突入した千葉決勝。その後半ATに日体大柏(青)が決勝点を挙げ、流経大柏を撃破した。写真:茂木あきら(サッカーダイジェスト写真部)

 6月19日、インターハイ(高校総体)予選が関東各地で開催され、千葉と茨城で代表校が確定した。
 
 大注目の千葉決勝は、準決勝で市立船橋を破った日体大柏と、2年前のインターハイ覇者・流経大柏が激突。両チーム合わせて7ゴールが飛び交う壮絶戦となった。
 
 幸先良く2点のリードを奪ったのは流経大柏。前半10分(40分ハーフ)に渡會、同12分に桜井がゴールを決め、いきなり横綱ぶりを見せつける。だが、ここから日体大柏が猛反撃。22分に佐藤が右足で1点を返すと、後半17分にも同じく佐藤がゴールに押し込んで同点! 流経大柏がその後に勝ち越すと、日体大柏も不屈の粘りを見せ、後半アディショナルタイムにPKの絶好機を掴んで再度スコアをタイに戻した。
 
 まったく先が読めないゲームは延長戦に突入。ここで決勝点をもぎ取ったのは、日体大柏だった。延長後半、またしてもアディショナルタイムだ。関戸が放ったシュートのこぼれ球を長崎がプッシュし、激闘にピリオドを打った。本大会出場は実に33年ぶり2回目。元柏レイソルの酒井直樹監督にとっては、嬉しい全国初切符となった。

 
 茨城は名門・水戸商が復活Vを飾った。県決勝で2年連続出場を狙う明秀日立と対峙し、前半37分(40分ハーフ)に廣瀬が直接FKから鮮烈弾をゲット。シュート数が5本対15本と劣勢を強いられる時間帯が続くも、この虎の子の1点を最後まで守り抜き、8年ぶり23回目の本大会行きを決めた。
 
 埼玉では準決勝2試合が行なわれ、ファイナリストが決定している。西武台が武南をPK戦の末に下し、聖望学園が国際学院を1-0で撃破。両雄は6月23日に雌雄を決する。
 
 インターハイはこれまでに46校が出場権を獲得し、初出場は専大北上(岩手)の1校のみ。残るは栃木、東京、神奈川、埼玉の4都県・6枠。女子はこれまでに12校の出場が決まっており、今週末に東北と東海の両地域でそれぞれ2代表校が確定する。
 
 今年度のインターハイは南九州で行なわれ、サッカー競技は男女ともに沖縄県内で開催される(7月25日開幕)。男子は埼玉、千葉、愛知の出場枠が2から1となり、全52チームが参加。女子は例年と変わらず16チームで、各地域大会に割り振られた出場枠を争う。

【インターハイ予選 千葉県PHOTO】日体大柏 4(1延長0)3 流経大柏|激闘にピリオドを打ったのは日体大柏!

【インターハイ予選 茨木県 PHOTO】水戸商業 1-0 明秀日立|水戸商業が廣瀬の直接FKで全国切符を奪取

次ページ2019年度インターハイ/全出場校一覧と地区予選スケジュールはこちら!

みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事