【ACL採点&寸評】川崎 2-2 上海上港|痛恨のドロー。L・ダミアン、谷口は奮闘するも……

2019年05月07日 本田健介(サッカーダイジェスト)

川崎――谷口は一時、勝ち越しとなるゴールをゲット

【警告】川崎=守田(57分)、L・ダミアン(63分) 上海上港=ツァイ・フイカン(35分)
【退場】なし
【MAN OF THE MATCH】フッキ(上海上港)

[ACL グループステージ第5戦]川崎2-2上海上港/5月7日/等々力陸上競技
 
【チーム採点・寸評】
川崎 5
負ければグループステージ敗退が決まる一戦で、必勝を期したが、7分に先制を許す。13分にL・ダミアンのゴールで追いつき、66分の谷口のゴールで勝ち越すも5分後に失点。守備陣が踏ん張れず、攻撃陣もチャンスを仕留め切れず、さらに曖昧なジャッジにも集中力を削がれて痛恨のドロー。順位は3位のままで、わずかながらグループステージ突破の可能性は残したが……。

【採点・寸評】
 GK
1 チョン・ソンリョン 5.5
7分にはフッキに1対1でかわされ、71分にはフッキにヘッドで決められた。ハイボールの処理は安定していたが、チームを救うビッグセーブは見せられなかった。
 
DF
2 登里享平 4.5
CKのカウンターからフッキにぶち抜かれて失点。パスが乱れるなど不安定なパフォーマンスだった。後半はやや巻き返したが、2失点目の場面もクロスをクリアし切れなかった。
 
5 谷口彰悟 6.5
序盤こそ相手の勢いに押され気味だったが、徐々に復調。素早いカバーリングで舞行龍らをフォローした。そして66分には守田のクロスにヘッドで合わせて一時、勝ち越しとなるゴールをマーク! もっとも守備リーダーとして2失点では満足できないだろう。
 
17 馬渡和彰 5.578OUT
前への意識は評価したい。ただ、プレーのクオリティはそこまで高くなく攻撃のリズムを切ってしまうシーンも。守備でもフィジカル勝負では分が悪かった。一方で51分には惜しいミドルを放った。
 
29 舞行龍ジェームズ 5.5
空中戦の強さは光ったが、危なっかしいシーンも少なくなかった。47分にはフッキにボールを奪われてあわやの場面を許してしまった。
 
MF
6 守田英正 6(84OUT
24分にはL・ダミアンとのワンツーで相手エリア内に侵入してチャンスメイク。その後は中盤で的確にパスをつないだが、相手に背後からボールを突かれることもあった。それでも、66分には正確なクロスで谷口のゴールをアシストしてみせた。
 
10 大島僚太 5
守田らと協力してボールを前に運んだ。守備でも奮闘したが、2失点目は彼の縦パスを奪われたことが起因になった。
 

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