「普通の生活には戻れるが…」
命を脅かす事態に見舞われたカシージャス。戦線復帰は限りなく困難な状況にあるようだ。 (C) Getty Images
衝撃的なニュースが舞い込んだのは、今週水曜日だった。
ポルトガルの強豪FCポルトに所属する元スペイン代表GKイケル・カシージャスが、チーム練習中に急性心筋梗塞で倒れたのだ。
ポルトはほどなくして「命に別状はなく、容態は安定している。心臓の問題も解決された」とリリース。カシージャスも自身のSNSで、「すべて大丈夫。ものすごく怖かったが、無事だ」と手術が成功したことを報告した。
大事には至らなかったものの、いまだ復帰への目途は立っていない。そんななか、スペインの国営放送「TVE」の取材に応じたカシージャスの担当医アントニオ・コルバラン氏は、「現時点で復帰はありえない」と断じた。
ポルトガルの強豪FCポルトに所属する元スペイン代表GKイケル・カシージャスが、チーム練習中に急性心筋梗塞で倒れたのだ。
ポルトはほどなくして「命に別状はなく、容態は安定している。心臓の問題も解決された」とリリース。カシージャスも自身のSNSで、「すべて大丈夫。ものすごく怖かったが、無事だ」と手術が成功したことを報告した。
大事には至らなかったものの、いまだ復帰への目途は立っていない。そんななか、スペインの国営放送「TVE」の取材に応じたカシージャスの担当医アントニオ・コルバラン氏は、「現時点で復帰はありえない」と断じた。
今回、カシージャスに対してカテーテル手術を行なった同氏は、復帰の可能性がゼロであることを口にした。
「このようなことがあれば、事実上、プロスポーツができる身体の状態に戻るのは不可能だ。カシージャスは普通の生活に戻ることはできる。しかしながら、プロフットボーラーには戻れない。復帰の可能性ははっきり言ってゼロだ」
このコルバラン氏の言葉を伝えたスペイン紙『Marca』は、「ポルトとの契約は2020年6月まで続くことになっているが、現実は変わった。いまや選手としてではなく、人としての立場が優先される」と、カシージャスが引退する可能性が極めて高くなったことを報じた。
スペイン代表を2010年の南アフリカ・ワールドカップで初の世界制覇に導き、2度のEURO優勝(2008・2012)にも貢献したカシージャス。クラブキャリアでも、レアル・マドリーで1999年から約16シーズンにわたってプレーし、3度のチャンピオンズ・リーグ優勝、5度のラ・リーガ制覇などを成し遂げた名手は、復帰に向けて困難な状況にあると言わざるを得ない……。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
「このようなことがあれば、事実上、プロスポーツができる身体の状態に戻るのは不可能だ。カシージャスは普通の生活に戻ることはできる。しかしながら、プロフットボーラーには戻れない。復帰の可能性ははっきり言ってゼロだ」
このコルバラン氏の言葉を伝えたスペイン紙『Marca』は、「ポルトとの契約は2020年6月まで続くことになっているが、現実は変わった。いまや選手としてではなく、人としての立場が優先される」と、カシージャスが引退する可能性が極めて高くなったことを報じた。
スペイン代表を2010年の南アフリカ・ワールドカップで初の世界制覇に導き、2度のEURO優勝(2008・2012)にも貢献したカシージャス。クラブキャリアでも、レアル・マドリーで1999年から約16シーズンにわたってプレーし、3度のチャンピオンズ・リーグ優勝、5度のラ・リーガ制覇などを成し遂げた名手は、復帰に向けて困難な状況にあると言わざるを得ない……。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部