【横浜】ループ? ファー? いやニアだ! 勝利の立役者M・ジュニオールの駆け引きの妙

2019年04月28日 広島由寛(サッカーダイジェストWeb編集部)

最初はGKが出てくると思ったが…

GKとの駆け引きを制したM・ジュニオール。ニアをぶち抜き、豪快にネットを揺らす決勝点を叩き込んだ。(C)SOCCER DIGEST

[J1第9節]横浜2-1鹿島/4月28日/日産ス
 
 勝負を決する一発を豪快に叩き込んだ。
 
 先制を許す展開も、仲川輝人のゴールで追いつき、1-1で迎えた82分だった。広瀬陸斗のフィードに抜け出したマルコス・ジュニオールは、対応に来たDF犬飼智也を寄せつけず、右足を一閃。GKクォン・スンテのニアをぶち抜き、ネットを揺らした。
 
「最初はGKが出てくると思って、ループを狙おうか、と。でも、間接視野で出てこないことが分かったし、そうするとGKからすれば僕がファーに打つだろうと考えると思った。それでニアがちょっと空いていたので、しっかりとニアを狙いました」
 
 ボールが出てきて、走り出し、シュートに至るまで、わずか数秒だったはず。その間、横浜の背番号9はいくつもの選択肢を頭に浮かべ、最適解を導き出す。GKとの駆け引きを制したブラジリアンが鮮やかな逆転勝利の立役者となった。
 
取材・文●広島由寛(サッカーダイジェスト編集部)

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