まさかのシュート0本…C大阪の都倉が古巣・札幌に敗れて感じた“強烈すぎる”悔しさ

2019年04月13日 多田哲平(サッカーダイジェスト)

「僕自身この試合のために準備をしてきました」

札幌戦で先発した都倉も無得点。チームを勝利に導けなかった。写真:山崎賢人(サッカーダイジェスト写真部)

[J1リーグ7節]C大阪0-1札幌/4月13日/ヤンマースタジアム長居
 
 セレッソ大阪の都倉賢にとっては、あまりに苦い敗戦となった。
 
 北海道コンサドーレ札幌をホームのヤンマースタジアム長居に迎えたJ1・7節、都倉は2トップの一角でフル出場。昨年まで5年間在籍していた古巣との対戦とあって、とりわけ強烈な想いがあったのは想像に容易い。
 
 しかし、結果はノーゴールだった。気合いが空回りしたのか、なかなかパスを呼び込むことができず、数少ないチャンスも元同僚のキム・ミンテに撥ね返され続けた。シュート0本という数字が、この日の都倉の苦悩を物語っていた。
 
 結局、得点源の都倉が不発に終わったC大阪は、後半に喫したセットプレーでの失点を取り返せず、リーグ3試合ぶりの敗戦。またも上位浮上のきっかけを掴めなかった。

「これほど悔しい敗戦は、僕のキャリアでないかなと思うくらい」
 
 都倉は自身の不甲斐なさを振り返る。
 
「僕自身この試合のために準備をしてきました。準備してきたことに対して結果が得られなかったことは悔しいです。けれど、キャリアを通じてはそういうこともありますし、人生はそういうものなので、逆にこれからこの悔しさを味わうことのないように、まだまだサッカーがうまくなりたいと、本気で思いました。この悔しさを僕自身の、またチームの成長につなげていけたらなと思います」
 
 古巣戦で自身の価値をアピールできなかった。そんな強烈な悔しさを胸に都倉は、またひとつ成長を期している。 "恩返し弾"は、10月18日のアウェー戦に持ち越された。
 
取材・文●多田哲平(サッカーダイジェスト編集部)
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