ドイツの伝説的GKカーンがバイエルン帰還へ! 現CEOが2年後の交代を認める!「もうゴーサインは出た」

2019年04月08日 サッカーダイジェストWeb編集部

バイエルンの黄金期を知るレジェンドが復帰へ。

数々のスーパーセーブでバイエルンとドイツ代表を支えたカーンが、愛する古巣へカムバックする。 (C) Getty Images

"GK大国"ドイツが生んだ名手たちは枚挙にいとまがない。そのなかでも屈指の人気と実力を誇った伝説的守護神が、古巣バイエルンにカムバックすることになりそうだ。

 現地時間4月7日、専門誌『Kicker』をはじめとする複数のドイツ・メディアは、かつてドイツ代表の守護神として活躍したオリバー・カーンが、バイエルンの次期CEOに就任する見通しとなったことを一斉に報じた。

 カーンはまさにバイエルンの黄金期を知るレジェンドだ。

 1994年7月にカールスルーエから加入すると、類稀な瞬発力と読みの鋭さ、そして抜群のパーソナリティーで絶対王者の正守護神として君臨。2008年に現役を退くまでに8回のブンデスリーガ優勝と1度ずつのチャンピオンズ・リーグとトヨタカップ制覇に貢献。また、ドイツ代表としても、2002年の日韓ワールドカップでは主将としてチームを牽引して見事に大会MVPを受賞するなど、偉大なる功績を残した。

 引退後はテレビ解説者を主に務めてきたカーンだが、この度、バイエルンの現CEOであるカール=ハインツ・ルンメニゲが、現行の契約が満了となる2021年での退任を発表。それに伴う後任に直接指名されたのだ。
 ルンメニゲはドイツ衛星放送『Sky Sports』のインタビューで次のように明言している。

「そうだ。私は引退する。オリバー・カーンへとバトンを渡す良いタイミングだと思っているからね。オリーが私の後継者になるというプランを成功させるために彼を鍛えるよ。すでに上層部のゴーサインは出ている。問題はない」

 この直接指名に対して、カーンもドイツ・メディア『ZDF』の番組内で「彼らとは良い話し合いをしている。間違いなく大きな挑戦になるよ」と公言。すでに就任に向けた準備は万端といった様子だ。

 今後、ルンメニゲの"指導"を受けるというカーンがCEOとして、どのような手腕を発揮するのか注目したい。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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