敵サポーターを味方にしたイブラは躍動。
アメリカで異彩を放ち続けているイブラヒモビッチ。その人気は相手選手が嫉妬するほど凄まじいようだ。 (C) Getty Images
ビッグスターの登場に歓喜するのは、敵であろうと仕方のないことなのかもしれない。しかし、選手たちにとっては気持ちの良いことではないようだ。
現地時間4月6日に行なわれたMLSの西カンファレンス第6節、バンクーバー・ホワイトキャップスの本拠地BCプレイス・スタジアムにロサンゼルス・ギャラクシーが乗り込んだこの試合で、物議を醸しているのは、ホームサポーターたちの態度である。
2万2120人の観衆が詰めかけたこの試合で、大きな注目を集めたのが、LAギャラクシーの主砲ズラタン・イブラヒモビッチだ。
昨年3月の電撃入団以来、リーグを席巻しているこの世界的なビッグスターのワンプレー、ワンプレーにバンクーバーのスタンドは反応。その声援に応えるようにイブラヒモビッチも躍動し、63分に先制点をアシストし、71分に圧巻のボレーシュートを決めてみせた。
結局、0-2で敗れたホワイトキャップスの選手たちは、終始続いた敵エースへの声援にウンザリしてしまっていたようだ。ブラジル人MFフェリペ・マルチンスが、試合のフラッシュインタビューで次のように訴えている。
現地時間4月6日に行なわれたMLSの西カンファレンス第6節、バンクーバー・ホワイトキャップスの本拠地BCプレイス・スタジアムにロサンゼルス・ギャラクシーが乗り込んだこの試合で、物議を醸しているのは、ホームサポーターたちの態度である。
2万2120人の観衆が詰めかけたこの試合で、大きな注目を集めたのが、LAギャラクシーの主砲ズラタン・イブラヒモビッチだ。
昨年3月の電撃入団以来、リーグを席巻しているこの世界的なビッグスターのワンプレー、ワンプレーにバンクーバーのスタンドは反応。その声援に応えるようにイブラヒモビッチも躍動し、63分に先制点をアシストし、71分に圧巻のボレーシュートを決めてみせた。
結局、0-2で敗れたホワイトキャップスの選手たちは、終始続いた敵エースへの声援にウンザリしてしまっていたようだ。ブラジル人MFフェリペ・マルチンスが、試合のフラッシュインタビューで次のように訴えている。
「正直に言って今日は悲しいよ。なぜなら、イブラヒモビッチばかりが応援されていたからね。本来なら僕らのためにあるべきでしょ! だってホームでプレーしているんだから。誰かさんが来ようと関係ないはずなんだ。サポーターなら相手ではなく僕らを応援しにくるべきさ」
ホームサポーターたちがイブラヒモビッチを応援したことにホワイトキャップスの選手たちは、やる気をそがれてしまった結果、完封負けを喫してしまったのかもしれない。かたや大声援を受けた元スウェーデン代表FWは、ご機嫌な様子で試合を振り返っている。
「ここでのプレーは良かったね。俺への応援も最高だ。スタジアムもよかったし、雰囲気も言うまでもなく最高だ」
この言葉を聞くに、どうやらホームサポーターの声援がイブラヒモビッチを乗せてしまったのは間違いなさそうだ。
近年、イブラヒモビッチをはじめ、多くの世界的なタレントの挑戦が続いているMLS。そのおかげでリーグの収益などは増えているようだが、ビッグネームとは縁のないホワイトキャップスのような中小クラブには、思わぬ弊害が起きているようだ。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
ホームサポーターたちがイブラヒモビッチを応援したことにホワイトキャップスの選手たちは、やる気をそがれてしまった結果、完封負けを喫してしまったのかもしれない。かたや大声援を受けた元スウェーデン代表FWは、ご機嫌な様子で試合を振り返っている。
「ここでのプレーは良かったね。俺への応援も最高だ。スタジアムもよかったし、雰囲気も言うまでもなく最高だ」
この言葉を聞くに、どうやらホームサポーターの声援がイブラヒモビッチを乗せてしまったのは間違いなさそうだ。
近年、イブラヒモビッチをはじめ、多くの世界的なタレントの挑戦が続いているMLS。そのおかげでリーグの収益などは増えているようだが、ビッグネームとは縁のないホワイトキャップスのような中小クラブには、思わぬ弊害が起きているようだ。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部