「日本人選手なら決めていない」。FC東京の東が「やばい」と称賛したD・オリヴェイラの驚愕弾

2019年04月02日 白鳥和洋(サッカーダイジェスト)

「引き出しちゃったなあ」と東も笑顔でコメント

浦和戦で豪快なゴールを決めたD・オリヴェイラ(写真中央)。写真:サッカーダイジェスト

[J1・5節]浦和11FC東京/3月30日/埼玉スタジアム2002
 
 J1・5節のベストゴールに選ばれなかったものの、FC東京のディエゴ・オリヴェイラがアウェーの浦和戦で決めた先制弾は印象に残る一撃だった。
 
 0-0で迎えた75分、センターライン寄りの自陣からドリブルで持ち込んだ久保が右サイドのD・オリヴェイラにパス。これは上手くつながらなかったが、そのこぼれ球を久保が最高のタイミングで、左サイドのエリアを駆け上がってきた東慶悟にスルーパスを出す。これに反応した東がダイレクトでこれまた最高のクロスをゴール前に送り、最後はエリア内にいたD・オリヴェイラが打点の高いヘッドでねじ込んだ。
 
 このゴールを振り返って、東は「あれはやばかったでしょ。日本人選手なら決めていないと思うし、(D・オリヴェイラの能力を)『引き出しちゃったかな』と」とコメント。いやいや、東の絶妙なクロスがあってこその得点でもある。そのクロスの質も最高だったと記者が称賛の言葉を送ると、東は笑顔でこう答えてくれた。
 
「息があがったなかでもあの精度を試合で出せるよう厳しい練習をしているので、それが身になっているし、ああやってゴールになってくれて良かった」
 
 あのアシストは言わば努力の結晶でもあった。
 
取材・文:白鳥和洋(サッカーダイジェスト編集部)
 

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