「ユダめ!」「クソみたいな犬」メッシとユニホームを交換したスペインの若手DFがまさかの“炎上”!

2019年04月01日 サッカーダイジェストWeb編集部

スペイン紙は「何の罪もない」と擁護。

メッシ(左)と激しいマッチアップを演じたペドロサ(右手前)。若武者の何気ない行動が思わぬ騒動に発展している。 (C) Getty Images

 何気ない振る舞いが思わぬ騒動に発展してしまった。

 物議を醸しているのは、昨年12月にトップチームデビューを飾ったばかりのエスパニョールの若手SBアドリア・ペドロサだ。

 現地時間3月30日に行なわれたラ・リーガ第29節でバルセロナとのダービーマッチに臨んだエスパニョールは、相手エースのリオネル・メッシの鮮やかな2ゴールに沈んで0-2で敗れた。

 その試合後、両軍が健闘を称え合うなか、この日、メッシと対峙していたペドロサは、何気なくユニホーム交換を要求。これにアルゼンチン代表FWも快く応じて無事に交換は成立した。

 ユニホーム交換は互いをリスペクトしあう意味もあり、サッカー界ではよく見られる光景だ。しかし、宿敵とのダービーで敗れた後だったのがまずかった。スペイン紙『Marca』によれば、20歳の新鋭の行動に多くのエスパニョール・ファンが憤慨。SNSでは次のような非難の声が相次いだという。

「裏切り者だ」
「ダービーに負けたんだぞ? ふざけんな!」
「ユダめ」
「クソみたいな犬っころ」
「クラブを去れ! 恥ずべき者よ」

 サポーターから心ないバッシングを受けたペドロサだが、クラブを裏切るつもりでユニホームを交換したわけではないはずだ。そのことをMarcaも強調している。

「ペドロサには何の罪もない。メッシはサッカー選手ならば誰もが憧れる現代サッカー界、いや歴史上最高の選手だ。彼はただ好奇心でシャツを貰いにいっただけだろう。ペドロサの忠誠心を疑うのは見当違いだ。彼はエスパニョールの下部組織で育ち、そのDNAはペリコ(エスパニョール・ファンの愛称)と同じだ。熱狂的なファンがダービーでの敗戦で怒り狂うのは理解できなくもないが、あの程度のことで彼は叩くのは間違いである」

 思わぬ形で自軍サポーターたちの反感を買ってしまったペドロサ。その心は穏やかではないだろう。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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