【名古屋】札幌を4発粉砕で首位再浮上!今季のベストゲームに風間八宏監督の評価は?

2019年03月30日 本田健介(サッカーダイジェスト)

「一番大事なのはこういうゲームを続けていくこと」

J1通算100勝目を挙げた風間監督。試合後には札幌戦のチームをパフォーマンスを振り返った。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

[J15節]名古屋4-0札幌/3月30日/豊田ス 
 
 札幌をホームの豊田スタジアムに迎えた名古屋は、序盤から試合の主導権を握ると、17分に和泉竜司のシュートを相手GKが弾くと、ガブリエル・シャビエルが詰めて先制。31分には左サイドを完全に崩してオウンゴールを誘発させると、39分にはCB丸山祐市のスルーパスに長谷川アーリアジャスールが抜け出して3点目。後半にもG・シャビエルが1点を加えて、4-0で完勝した。
 
 前節はFC東京に今季初黒星を喫して首位から陥落したが、成績を4勝1敗として首位に返り咲いた。さらに風間八宏監督にとってはJ1通算100勝目となり、メモリアルなゲームとなった。
 
 その指揮官は札幌との一戦を「高い集中力、そして、自分たちの距離のなかでサッカーをしたと思います。まだまだミスはありますが、そのなかでなにをするべきか、なにができるかを分かるようになってきた」と評価する。
 
 もっとも今季のベストと言えるゲーム内容にも満足するわけではなく、チーム全体にさらなる成長を求める。
 
「一番大事なのはこういうゲームを続けていくこと。そして自分たちが進化していくこと。最初の試合から振り返ってみたら、すでにスピードは上がっている。そのなかでなにができるか。1年を通して変化していく。そこを全員で考えてもらいたいです」
 
 風間体制3年目の今季は、戦力も揃い、チームのパフォーマンスも格段に向上。札幌戦は敵将のペトロヴィッチ監督が「今日は名古屋が我々をすべてにおいて上回っていた」と称讃したように、会心の勝利となった。それでも、風間監督にとってはまだ進化の過程のようだ。
 
 今後、シーズンが進むにつれてどんな変化を見せてくれるのか、そしてどんな結果に辿り着くのか、非常に楽しみだ。
 
取材・文●本田健介(サッカーダイジェスト編集部)


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