リバプール・サポーターの“激アツ”な「観戦会」に潜入!まるでアンフィールドにいるかのような…

2019年03月30日 江國 森(サッカーダイジェストWeb編集部)

入り口には「KOPオンリー」の張り紙が。

激アツだったリバプールのサポーター観戦会。ランチタイム・キックオフの試合を中心に開催されている。写真:江國森

『ワールドサッカーダイジェスト』誌では、同じチームを愛するサポーターが集まって熱い応援を繰り広げる観戦イベントに潜入する「FUN FUN FAN通信」を連載中だ。第2回は、熱狂的なことで知られるリバプールの観戦会(3月10日のバーンリー戦)におじゃました。

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 熱い、とにかく熱い!! やはりレッズのサポーターは半端なかった‼

 キックオフ前から文字通りのエンジン全開で、赤いシャツに身を包んだ40人を超えるサポーターが、タオルマフラーを掲げて『You'll never walk alone』の大合唱。その雰囲気は、さながら現地のパブ、いやアンフィールドのスタンドにいるかのようだった。

 それもそのはずだ。"本拠地"『EPILOGUE』の入り口には、「KOPオンリー」の張り紙が。観戦会当日は、レッズ・ファン以外はお断りというわけだ。

 開始6分にいきなり先制を許しても、テンションが下がることは一切なし。モハメド・サラー、サディオ・マネ、そしてロベルト・フィルミーノ。どこからともなく英語のチャントが始まり、大声と拍手でイレブンを後押しする。

 その想いが届いたのだろうか。19分にフィルミーノが同点ゴールを奪うと、一同抱き合っての大騒ぎ。興奮冷めやらぬうちに、マネの逆転弾が生まれ、盛り上がりは最高潮に!!

 3-1で迎えた後半アディショナルタイムに1点を返された時は、さすがに静まり返ったが、その直後にマネが勝負を決定づけるゴールを決めて、一安心。最後は再び『You'll never walk alone』が響き渡るなかで、終了のホイッスルを聞いた。
 
 福島から就活のために東京へ来たついでに参加したという男性は、「この店は"聖地"ですから。一度ぜひ来てみたかったんです」と満面の笑み。周りのサポーターの方とも、すっかり打ち解けた様子だった。

 KOPを自任する方にはぜひ体験していただきたい、"激アツ"な観戦会だった。

取材・文●江國森(サッカーダイジェストWeb編集部)

※『ワールドサッカーダイジェスト』2019年4月4日号より転載
 
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