日本代表メンバー23人の通信簿!コロンビア戦&ボリビア戦で評価を上げたのは?

2019年03月28日 本田健介(サッカーダイジェスト)

安西、畠中はA代表デビューを果たすも…

3月シリーズは1勝1敗で終えた森保ジャパン。アピールに成功した選手は誰だったのか?写真:山崎賢人(サッカーダイジェスト写真部)

 コロンビア、ボリビアと対戦した3月シリーズで評価を上げた選手は誰なのか? 2試合の各選手のパフォーマンスを5段階(S、A、B、C、D)で評価。それぞれの活躍ぶりを振り返ってみた。
 
【GK】
1 東口順昭 [評価]C

コロンビア戦の採点:5.5(フル出場・1失点)
ボリビア戦の採点:―
 1月のアジアカップは正守護神と期待されたが、腰の怪我で1試合も出場できず。コロンビア戦には先発するも、PKで失点。序列を回復させるには至らず、今後もシュミット、中村らとのレギュラー争いが続きそうだ。
 
12 中村航輔 [評価]―
コロンビア戦の採点:―
ボリビアの採点戦:―
 昨季は脳震盪の影響でリーグ戦で欠場が続いたが、今季は復活。今回の3月シリーズで森保ジャパン初参加も果たした。ただ、出場機会は訪れず。トレーニングで得た経験を次の活動へつなげたい。
 
23 シュミット・ダニエル [評価]C
コロンビア戦の採点:―
ボリビア戦の採点:5.5(フル出場・0失点)
 ボリビア戦でゴールマウスを守る。自慢の長身を活かしてハイボールをクリアするなど無失点に貢献。もっともパス回しでもたつく場面があった。
 
【DF】
2 三浦弦太 [評価]D

コロンビア戦の採点:―
ボリビア戦の採点:5(フル出場)
 最終ラインのリーダーとしてボリビアを0点に抑えたが、初動が遅れて相手にボールをキープされる場面があった。得意のフィード精度もイマイチだった。
 
3 昌子 源 [評価]C
コロンビア戦の採点:5(フル出場)
ボリビア戦の採点:―
 ロシア・ワールドカップ以来の代表復帰。先発したコロンビア戦は前半はまずまずの出来も、後半は相手の勢いに押されて粗さが目立った。吉田麻也&冨安健洋のCBコンビの間に割って入れるかはこれから次第だろう。
 

4 佐々木翔 [評価]C
コロンビア戦の採点:5.5(先発出場)
ボリビア戦の採点:―(途中出場)
 空中戦の強さや粘り強いディフェンスを武器に、左SBとして粘り強く守った。コロンビア戦では相手のマークを外してしまうシーンがあったが、1点をリードしたボリビア戦の試合終盤にクローザーとして起用されたように指揮官が信頼する存在だった。
 
5 室屋 成 [評価]C
コロンビア戦の採点:5.5(フル出場)
ボリビア戦の採点:―
 果敢なオーバーラップで攻撃に絡んだが、如何せんクロスを味方に合わせられなかった。今回は招集外だったライバルの酒井宏樹との差を縮められたとは言えず。
 
16 冨安健洋 [評価]C
コロンビア戦の採点:5(フル出場)
ボリビア戦の採点:―
 コロンビア戦では冷静に相手の攻撃に対応したが、自陣エリア内でシュートブロックした際にハンドと判定されてPKを献上。やや可哀そうなジャッジだったが、決勝弾を与える原因になった。次の6月シリーズでは借りを返したい。
 
19 安西幸輝 [評価]C
コロンビア戦の採点:―(途中出場)
ボリビア戦の採点:5.5(先発出場)
 コロンビア戦では89分に代表デビューを飾り、ボリビア戦では先発出場。ただ、一列前の乾貴士らと上手く連係したとは言えず、良好なクロスも供給できなかった。それでも「もっと出たいと思ったし、定着したいとの想いが強くなった」と気持ちを新たにした。
 
20  畠中槙之輔 [評価]C
コロンビア戦の採点:―
ボリビア戦の採点:5(フル出場)
 23歳の新鋭はスタメンCBとしてボリビア戦でA代表初出場。対人の強さを活かして相手の進攻を食い止めた。ただ後半はやや改善されたものの、前半は縦パスを上手く入れられず。代表定着にはさらなるプレーの質の向上が必要だ。
 
22 西 大伍 [評価]C
コロンビア戦の採点:―
ボリビア戦の採点:5(フル出場)
 自身が所属する神戸のホームスタジアム、ノエビアスタジアム神戸で、久々の代表戦を戦う。器用なプレーヤーであるだけに周囲に気を配ったが、代表生き残りへ目に見えるアピールはできず。
 

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