「やっぱり特別なフットボーラーだ!」ピルロがレジェンドマッチで魅せた“美しすぎるFK”弾に絶賛の声

2019年03月24日 サッカーダイジェストWeb編集部

本人も満足の一振り!

レジェンドマッチで鮮やかなFKを決めたピルロ。現役時代を彷彿とさせるパーフェクトな一撃だった。 (C) Getty Images

 現地時間3月23日、アンフィールドでリバプールとミランのOBたちによる華やかな一戦が実現した。

 チャリティーの一環として行なわれたこの対戦に集ったのは、豪華絢爛のレジェンドたち。ホームサイドにはスティーブン・ジェラードを筆頭にイアン・ラッシュやケニー・ダルグリッシュ、ロビー・ファウラー、マイケル・オーウェン、サミ・ヒーピア、ディルク・カイトらが参戦。かたやアウェーサイドはパオロ・マルディーニ、アンドレア・ピルロ、ジェンナーロ・ガットゥーゾ、カカ、フィリッポ・インザーギらがエントリーした。

 2004-05シーズンと06-07シーズンのチャンピオンズ・リーグ決勝で戦った当時のメンバーが数多く揃った両雄のマッチアップは、激しい点の奪い合いとなった。

 25分にファウラーが鮮やかなボレーを決めて先手を取ったリバプールは、51分にジブリル・シセが追加点をゲット。一方のミランも61分にピルロ、78分にジュゼッペ・パンカロがゴールを決めて同点とした。その後、80分にジェラードが現役時代さながらの豪快なミドルシュートをゴール左下隅へ突き刺した一撃が決勝弾となり、レッズが"豪華すぎる"戦いを制している。

 このリバプールの"闘将"の決勝弾に負けず劣らずの大歓声を浴びたのが、ピルロのゴールだ。
 
 相手ゴールのほぼ正面23メートル付近でFKのチャンスを得た元イタリア代表のレジスタは、短い助走からスパッと右足を一振り。ボールは鮮やかな軌道を描いてゴール左隅へ決まったのだった。

 リバプールのGKサンデル・ヴェステルフェルトが一歩も動けない圧巻の一撃には、スタンドの両軍ファンも拍手喝采。実況も、「本当に美しい。なんて凄い瞬間だろう。彼は本当にスペシャルなフットボーラーであり、特別な存在だということを証明した」と絶賛した。

 試合後、ピルロはリバプールの公式サイトで、この"美弾"を次のように振り返っている。

「ああいう状況からゴールを決めるのは好きなんだ。キャリアでも決めてきた。でも、何よりアンフィールドで得点するのはいつだって気持ちが良いことさ。ここでプレーするのは本当に美しいことだからね。僕らにとって特別だったよ。アンフィールドでプレーするのはいつだって素敵なことだからね。雰囲気もいつも素晴らしい。ハッピーかって? もちろんだよ。結果ではなくチャリティーについてね」

 いまだキックが錆びついていないことを証明した39歳のピルロの美しい一発は、まさにレジェンドのそれだった。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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